予想情報

レースの見どころ

夏の盛岡シリーズで2歳一組(盛岡ダ1400m)→若鮎賞(盛岡ダ1600m)を連勝。続く地方全国交流のジュニアグランプリ(盛岡ダ1600m)でも3着と結果を出し、目下この世代のトップに立つサウザンドマイルに、9月8日に行われた重賞・ビギナーズカップ(水沢1400m)組が挑む構図。まだ歴史が浅いタイトル戦だが、1着賞金は岩手の2歳戦で最高額の1000万円。第1回の昨年はフジユージーンが大差勝ち。今年は長い盛岡の直線で激しい戦いが繰り広げられそうだ。

本命

サウザンドマイル

デビューからここまで②①①③着。忙しい水沢850mの新馬戦こそ2着に敗れたが、ホームコースの盛岡に替わると長い直線できっちり脚を使って2連勝。前走のジュニアグランプリは3着までだったが、1~2着、そして4~5着も道営勢であり、地元勢では唯一気を吐いた形。ビギナーズカップを含めた水沢シリーズはスキップして、ここを目標に調整されており、地元馬同士の戦いでは負けられないところ。

対抗

ポマイカイ

デビューからここまで①②⑥②②着。盛岡ダ1000mの新馬戦を逃げ切ってから勝利がないが、注目したいのは前々走のリミテッド(盛岡ダ1400m)の2着。序盤インのラポジートと激しく競り合い、前半3ハロン=35秒2は翌日のダートグレード競走・クラスターカップ(Jpn3)より速いラップ。それでも勝ち馬と1/2差なのだから、能力は高い。前走のビギナーズカップは流れ込んでの2着までだったが、控える競馬で初めて結果を出しており、さらなる前進が期待される。

単穴

マツリダマスラオ

デビューからここまで②①③②③⑦着。前走のビギナーズカップは7着と初めて崩れたが、これは出遅れと12㌔増の馬体重も影響したかもしれない。6月の2歳一組→7月の若鮎賞では直線サウザンドマイルと叩き合っての③②着。追ってしぶといタイプでもあり、スピードタイプがズラリと揃っている今回はこの馬の差し脚に注目したい。

連穴

ラヴェイ

コニパ

ピカンチフラワー

ラヴェイは道営からの移籍馬で、デビューからここまで①④⑦⑧②着。門別1000mの新馬戦を直線抜け出して快勝。その後は1200mのオープンを2戦し、前々走は札幌のクローバー賞(芝1500m)に遠征している。移籍初戦となった水沢1400mの前走は2着までだったが、2㌔のハンデを背負ってのもの。4角のコーナーワークで勝ち馬に引き離された感じであり、初の一周競馬が影響したかもしれない。門別同様に広い盛岡コースで定量なら変わってくる可能性も十分。
 コニパはデビューからここまで①⑤着。盛岡ダ1000mの新馬戦は好ダッシュで先制。直線仕掛けると力強いフットワークで真っすぐに加速し、最後は抑えて2着馬に2秒2の大差勝ちを収めている。いきなりの重賞挑戦となった前走のビギナーズカップは5着と敗れたが、出遅れて中団イン。そこから直線差を詰めており、諸条件を考えれば及第点の競馬。今回は距離も2度目で大きな前進を期待したい局面。
 ピカンチフラワーはデビューからここまで①②②着。盛岡ダ1000mの新馬戦は出遅れを巻き返してマツリダマスラオ相手に差し切り勝ち。続く水沢1300mの2戦目は逆にマツリダマスラオに逃げ切られての2着。ここから放牧休養を挟み、3か月ぶりとなった前走のビギナーズカップは好位インを確保しての3着。なかなか素質のあるところを見せており、休み明けをひと叩きされた今回は不気味な存在になりそう。

提供 栄冠 内山 達明

注記

当ページの情報は、10月5日(土)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。