データ分析

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当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

南関東3歳牝馬三冠の初戦

ダート路線の体系整備により、南関東でも羽田盃、東京ダービーなどは中央との交流になるが、牝馬三冠はこれまで通りで、一冠目が桜花賞、二冠目が東京プリンセス賞、三冠目は関東オークスJpnII。グランダム・ジャパン3歳シーズンの開幕戦でもある桜花賞は、2022年までは3コーナーの奥からスタートするマイル戦で内枠有利の傾向があったが、昨年から1500mに変更され、出走可能頭数も11頭から12頭に増えた。その一戦の傾向を、14~23年の過去10回からみていくことにしたい。

浦和所属馬が優勢

もっとも多くの勝ち星を挙げているのが浦和。その内訳は小久保智厩舎が3勝で、藤原智行厩舎が1勝。続いて大井が3勝、船橋が2勝と続いている。ただし、浦和は2着が1回だけで、3着がゼロと偏った成績。2着と3着は大井、川崎、船橋がほとんど互角の成績を残している。なお、南関東以外で上位に入ったのは、2015年に兵庫から遠征して2着に入ったトーコーヴィーナスだけだ。[表1]

[表1] 所属別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
浦和 4 1 0 10 26.7% 33.3% 33.3%
大井 3 3 4 22 9.4% 18.8% 31.3%
船橋 2 2 3 20 7.4% 14.8% 25.9%
川崎 1 3 3 21 3.6% 14.3% 25.0%
上記以外 0 1 0 4 0.0% 20.0% 20.0%

人気別成績に偏りあり

1番人気は6勝を挙げているが、2着がゼロで3着が1回。1番人気は“勝つか、3着以下”という考えかたで臨む手があるかもしれない。逆に2番人気は1着がゼロ。集計対象外の2013年にイチリュウ(川崎)が勝利を挙げたが、その前に2番人気が勝ったのは1999年と、全体的に見ても厳しいデータになっている。また、3番人気は3勝しているが、4~5番人気は苦戦ぎみ。しかし6~8番人気は勝ち星がないものの、2着2回、3着5回と上々の成績を残している。[表2]

[表2] 単勝人気別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1番人気 6 0 1 3 60.0% 60.0% 70.0%
2番人気 0 4 2 4 0.0% 40.0% 60.0%
3番人気 3 1 1 5 30.0% 40.0% 50.0%
4番人気 0 1 1 8 0.0% 10.0% 20.0%
5番人気 1 1 0 8 10.0% 20.0% 20.0%
6~8番人気 0 2 5 23 0.0% 6.7% 23.3%
9番人気以下 0 1 0 26 0.0% 3.7% 3.7%

前走体重440~479㎏が好成績

前走の馬体重が440㎏未満で勝利を挙げたのは、昨年のメイドイットマム(前走が438㎏→当日は445㎏)だけ。逆に好成績なのは前走440~479㎏で、出走数も多いが7勝をマークしている。[表3]

[表3] 前走の馬体重別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
419㎏以下 0 0 0 2 0.0% 0.0% 0.0%
420~439㎏ 1 2 2 9 7.1% 21.4% 35.7%
440~459㎏ 3 2 5 26 8.3% 13.9% 27.8%
460~479㎏ 4 3 1 22 13.3% 23.3% 26.7%
480~499㎏ 1 2 2 14 5.3% 15.8% 26.3%
500㎏以上 1 1 0 4 16.7% 33.3% 33.3%

ユングフラウ賞からの巻き返しがある

3着内馬30頭のうち17頭は前走がユングフラウ賞。しかし同レース1着から臨んで桜花賞も勝利したのは2016年のモダンウーマン(川崎)だけ。逆に同2着から制した馬が4頭、同3着から2着に入った馬が4頭いる。昨年もユングフラウ賞を制したサーフズアップ(船橋)は桜花賞で2着という結果だった。
また『東京2歳優駿牝馬に出走していた馬が3着以内に1~2頭入っている』という共通点もある。つまり、3着内馬のうち1~2頭は『東京2歳優駿牝馬に不出走』。昨年は1着が東京2歳優駿牝馬1着のメイドイットマム(船橋)、2着が東京2歳優駿牝馬3着、前走ユングフラウ賞1着のサーフズアップ、両レースとも不出走だったフークエンジェル(船橋)が3着に入った。[表4]

[表4] 前走ユングフラウ賞組の成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
前走ユングフラウ賞1着 1 1 0 6 12.5% 25.0% 25.0%
前走ユングフラウ賞2着 4 0 1 4 44.4% 44.4% 55.6%
前走ユングフラウ賞3着 0 4 0 4 0.0% 50.0% 50.0%
前走ユングフラウ賞4~5着 1 2 1 9 7.7% 23.1% 30.8%
前走ユングフラウ賞6着以下 0 0 2 12 0.0% 0.0% 14.3%

勝つのはこういう馬

1番人気と3番人気が有力。前走の馬体重が440~479㎏の範囲内であればさらに期待度が高まる。また、東京2歳優駿牝馬に出走していた馬が7勝しているという点にも注目。その該当馬がユングフラウ賞で2着ならデータ的にピッタリといえる存在になる。

(文・浅野 靖典)

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