牝馬クラシック路線の２冠目となる当レースは、過去にスピーディキックやコスモポポラリタ、後のＧ１馬となったララベルもこのレースに出走。人気を背負えば着順に限らず出世するレースであり注目度は高い。今年も桜花賞馬や東京２歳優駿牝馬優勝馬など実績ある馬が揃っており混戦。本競走の１着及び２着馬には６月に川崎で行われる関東オークスの優先出走権が与えられる。年々と力をつけてきている地方所属馬が、中央勢相手にどこまで通用するかの力試しでもあり、ここは落とせない１戦だ。
デビュー２戦目から重賞含め４連勝と底知れない強さを発揮しました。雲取賞では中央馬相手で、自身の良さも活かせなかったが、良い経験を積んだとみている。今回は地方馬同士の対戦になり、枠も１枠１番なら強気に動いていけるだろう。そのまま押し切れる能力は持っており、見直しは十分。稽古でもテンから飛ばしたが、終いまで脚は鈍らず反応も上々。出来もよく、改めて巻き返しに期待したい。
南関東転入後含め堅実な走りで結果を出してきた。３走前の優駿牝馬では、いつもより下げた位置での競馬だが、結果的には4着と勝ち馬にも離されてしまった。前走桜花賞でも地力をみせたが、同様の結果に。これをみると先行ポジションまでの位置での競馬が望ましい。今回は輸送の心配なく、地元開催でレースに臨める利点はまず大きい。距離も300ｍ延長の1800ｍと初距離となるが、きれる脚を使うというよりも持続力に長けている馬だとみているので、好位で脚を溜め、流れ込みの展開を狙えそうだ。人気も若干落とすと見込み配当にも注目したい。
ローレル賞の勝ち馬で優駿牝馬2着と実績ある馬。前走休み明けとなった桜花賞では、1番人気に支持されるも案外な結果に。要因としては、馬体重を大きく減らしてしまった事、砂を被ってしまった事が考えられる。今回ポイントなるのは当日の馬体重である。叩き２戦目で立て直してくると思われるが、大幅なプラス体重なら好勝負見込めるはず。枠も偶数枠で後入れも良い方向に向いてくる。２歳時の成績を見ても力はある馬で能力通りなら勝ち負けレベルになる。
桜花賞馬のプリンセスアリーは初の右回り大井コースの適応が注目される。被せられても気にしない性格で、負けはしたが展開的に厳しい４走前の状況でも有力馬相手に必死に食い下がった。前走で控える競馬も覚え、自在性は高い。フェルディナンドは新馬戦を圧勝も、次の優駿牝馬では厳しいレースになると見込んでいたが、その予想を上回りシトラルテミニやスピニングガールといった実績馬に先着。圏内を確保した。桃花賞では人気を裏切る形となったが、次走の平場レースでは快勝と勢いでてきた。ムサシジェリーナの前走は流れが完全に向いた。今回かなりのメンバー強化されるも、笹川騎手の乗り替わりはかなりのプラス。フケの部分が今回も出なければ好勝負可能。
当ページの情報は、4月24日(水)17時現在のものです。
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