データ分析

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12月24日(水)18時頃に公開予定です。

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当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

2歳牝馬の頂上決戦

毎年大晦日に地方全国交流競走として行われ、2歳牝馬戦線の締めくくりとなるレース。グランダム・ジャパン2歳シーズンの最終戦にも指定されている。大井1600mの舞台で、例年多頭数による激戦が展開される。ここでは、過去10年をデータで振り返り、傾向を探っていく。

波乱続き

過去10年で3連単は全て万馬券。平均配当が9万4649円と波乱続きだ。1、2番人気で【6-5-1-8】というのはある程度期待に応えていると言える数字だが、3~5番人気が【1-2-3-24】と不振で、また1、2番人気の2頭で1、2着を占めたことも過去10年で1回(2023年)しかなく、まずは人気になっている馬に信頼が置けるかどうかから慎重に検討すべきレースだ。[表1]

[表1] 人気別成績 (過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2 4 0 4 20.0% 60.0% 60.0%
2番人気 4 1 1 4 40.0% 50.0% 60.0%
3番人気 0 1 0 9 0.0% 10.0% 10.0%
4番人気 0 1 3 6 0.0% 10.0% 40.0%
5番人気 1 0 0 9 10.0% 10.0% 10.0%
6番人気以下 3 3 6 94 2.8% 5.7% 11.3%

北海道デビュー馬は移籍が前提

デビュー地別で集計すると、一応北海道の活躍馬が多い。但し、北海道所属のまま出走した馬は【0-2-1-18】と不振で、活躍は他場への移籍が前提。2018年スティールティアラ(2番人気4着)や20年ソロユニット(1番人気8着)の例は、北海道からの遠征で勝つことの難しさを窺わせる。なお、近5年に限ると北海道デビュー馬全体でも【2-2-1-25】とそれほど抜きん出ておらず、傾向の変化にも注意したい。[表2]

[表2] デビュー地別成績 (過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
大井 1 1 3 46 2.0% 3.9% 9.8%
船橋 2 1 2 15 10.0% 15.0% 25.0%
川崎 0 0 2 11 0.0% 0.0% 15.4%
浦和 1 0 0 4 20.0% 20.0% 20.0%
北海道 6 7 3 46 9.7% 21.0% 25.8%
その他 0 1 0 4 0.0% 20.0% 20.0%

重賞での高実績が必要

重賞で3着内の経験がある馬が、過去10年で7勝、2着9回。これが最低限求められる実績と言っていいだろう。重賞出走歴がなく勝ったのは、直近南関東で3連勝して当レースに臨んだ19年レイチェルウーズと23年ローリエフレイバー。いずれもその内容から当レースでは2番人気に推されており、余程の高素質馬でないとこのデータを覆して勝つのは難しい。[表3]

[表3] 重賞実績別成績 (過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
重賞勝ちあり 5 7 2 28 11.9% 28.6% 33.3%
重賞2、3着まで 2 2 3 26 6.1% 12.1% 21.2%
重賞出走も3着内なし 1 0 2 23 3.8% 3.8% 11.5%
重賞出走なし 2 1 3 49 3.6% 5.5% 10.9%

デビュー地により出走キャリアに注意

求められる出走キャリアは、2歳戦の事情が異なる北海道と北海道以外とで分けて調べた。北海道デビュー馬はキャリア6~7戦に活躍のピークがある。それ以下のキャリアでも重賞実績がある馬も多いが、2019年にローレル賞を勝って臨んだブロンディーヴァ(キャリア5戦)が1番人気で5着に敗退したように、概ね苦戦の傾向だ。[表4-1]
一方、北海道以外のデビュー馬では、ピークは3~4戦。これを外れると、金沢5戦5勝のヤマミダンス(16年2番人気15着)や、大井2戦2勝のアレナル(22年1番人気5着)のように、土つかずの戦歴の馬でも苦戦している。[表4-2]

[表4-1] 出走キャリア別成績 (北海道デビュー馬・過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
5戦以下 0 1 0 10 0.0% 9.1% 9.1%
6戦 1 3 1 10 6.7% 26.7% 33.3%
7戦 5 1 0 11 29.4% 35.3% 35.3%
8戦以上 0 2 2 15 0.0% 10.5% 21.1%

[表4-2] 出走キャリア別成績 (北海道以外デビュー馬・過去10回)

  1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
2戦以下 0 0 1 3 0.0% 0.0% 25.0%
3戦 2 2 2 15 9.5% 19.0% 28.6%
4戦 2 0 1 20 8.7% 8.7% 13.0%
5戦以上 0 1 3 42 0.0% 2.2% 8.7%

勝つのはこういう馬

重賞で3着内の実績があり1、2番人気に推される馬。北海道デビュー馬でキャリア6~7戦ならなお有力で、それ以外のデビュー馬であればキャリア3~4戦が望ましい。

(文・坂田 博昭)

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