予想情報

レースの見どころ

グランダムシリーズの交流競走となった2010年以降の勝ち馬の所属地区は笠松→金沢→川崎→川崎→大井→名古屋→岩手→岩手→道営→川崎→浦和→道営→船橋→大井→川崎。各地区まんべんなく勝っているが、直近7年に限ると南関東5勝、道営2勝。他地区からはしばらく勝ち馬が出ていない。今回は道営からの登録がないのだから、主力は南関東勢に。また、浦和・桜花賞出走馬は過去6頭がこのレースに駒を進め、1・3・1・2・3・2着。全馬馬券の対象になっているというデータもある。

本命

フリーダム

直前の桜花賞(浦和1500m)は10着。スタートで出遅れ、終いの脚に賭ける競馬となったが、追い上げ体勢に入った4コーナーで前をカットされる大きな不利。どう見ても力を発揮できていない。その前のユングフラウ賞(浦和1400m)では道中コースロスなく立ち回って4着と上位陣とそう差のないレースをしている。今度は右回りとなるが、3走前のひなぎく特別(大井1400m)ではエーデルワイス賞(Jpn3)4着のハーフブルー相手に差し切り勝ち。4走前には今回と同じ一周競馬の準重賞・桃花賞(大井1600m)で3着の実績。今回の条件、そして相手のレベルを考えれば最有力候補とみていいだろう。

対抗

モンゲーキララ

直前の桜花賞(浦和1500m)は9着。先行馬には圧倒的に不利な大外枠から前目の位置を取りに行く競馬。2列目の外から3分3厘で前を窺ったが、終始、外、外を回ったこともあり、直線力尽きた格好。印象としては悪くなかった。川崎育ちだけに右回りの経験はないが、初勝利が川崎1400m、その後、川崎1500mのシャイニングトレジャー賞、小町特別をいずれも好位から抜け出す競馬で勝っており、一周競馬の経験、実績は十分。こちらも争覇圏内と目される。

単穴

スノーミックス

キャリアはまだ5戦。重賞初挑戦となった前々走のスプリングC(水沢1400m)で3歳牡馬陣の上位を形成するミヤギヴォイジャーとアタマ差の4着に健闘。続く前走のあやめ賞(水沢1400m)は牝馬限定戦ということで1番人気に支持されたが、すんなり3番手を回りながら、3コーナーで手応えがなくなり、10着と大凡退。2走ボケなのか、敗因が掴めないが、潜在能力は高く、今回はしぶとく食い下がったスプリングCと同様に最内枠を引き当てた。地元勢で一発長打があるとすればコレだろう。

連穴

ステイクラッシー

ファーマビューティ

岩手のステイクラッシーは2歳時は先行力を生かす競馬で新馬(水沢850m)、JRA認定競走(盛岡ダ1600m)と2勝をマーク。冬場に川崎で2戦を消化し、復帰戦となった前走のあやめ賞で初めて中団に控える競馬を試みると、外からよく追い上げてアタマ差の2着。勝ったピカンチフラワーに最後に内から差されたが、直線半ばで一旦は先頭に立っており、勝ちに等しい内容だった。線の細さはあるが、控える競馬にメドを立てたことは大きく、それが2番続くか注目してみたい存在。 大井のファーマビューティはデビュー地・門別で1100m、1200mで各1勝、大井では1200mで1勝をマーク。逃げるか、すんなり先行策で結果を出しており、今回は初の重賞挑戦、そして初の遠征競馬でその展開が叶うかになる。この世代の南関東と岩手とで大きなレベル差があった場合は、この馬が馬券圏内に粘り込む可能性も考えておきたい。

提供 栄冠 内山 達明

注記

当ページの情報は、4月19日(土)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。