データ分析

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当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

北の地で争われる夏の牝馬重賞

2010年にグランダム・ジャパン(GDJ)が発足してから、古馬シーズンの対象レース(昨年からは古馬 秋シーズン)に指定され、地方全国交流で争われている。2010年には9月に実施されたが、それ以降は一貫して時期は7月、距離は門別1800メートルで変わらず行われている。ここでは、15~24年の過去10年間をデータで紐解いていく。

1番人気連敗中で波乱含み

1番人気が4勝、3着内率6割というのは芳しくない。しかもその4勝は15~18年のもので、その後昨年まで6連敗中だ。全体で見ても、1~3番人気までが概ね互角の実績。4番人気以下の馬も1着こそ1回だけだが、3着内にはしばしば食い込んでおり、波乱含みのレースと言える。過去10年で3連単万馬券が6回。平均配当が14,643円と、配当面からも波乱の傾向が見える。勝ち馬候補はある程度人気上位の馬から選ぶにしても、相手探しは手広く考えた方が良さそうだ。[表1]

[表1] 人気別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1番人気 4 1 1 4 40.0% 50.0% 60.0%
2番人気 2 2 3 3 20.0% 40.0% 70.0%
3番人気 3 2 1 4 30.0% 50.0% 60.0%
4番人気 0 2 2 6 0.0% 20.0% 40.0%
5番人気 1 1 0 8 10.0% 20.0% 20.0%
6番人気以下 0 2 3 50 0.0% 3.6% 9.1%

3歳と7歳以上は厳しい

年齢別では、順当に4~6歳が活躍レンジと言える。気をつけたいのが、とかく“勢い”で注目されがちな3歳馬。2015年に2、3着があるだけで、3着内の活躍はない。昨年は、3歳牝馬限定の重賞フロイラインカップでワンツーだったポルラノーチェ(当レース2番人気)とヴィヴィアンエイト(5番人気)が、それぞれ4着と7着に敗れ、古馬の壁に跳ね返された格好だ。7歳以上は人気になる馬も少ないが、20年に6歳で当レースを制したクオリティスタートが、7歳になった翌年は1番人気に推されながら6着と敗れた例がある。7歳以上の高齢馬も割り引いて考えた方が良いだろう。[表2]

[表2] 年齢別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
3歳 0 1 1 8 0.0% 10.0% 20.0%
4歳 3 4 4 21 9.4% 21.9% 34.4%
5歳 5 5 2 22 14.7% 29.4% 35.3%
6歳 2 0 3 13 11.1% 11.1% 27.8%
7歳以上 0 0 0 11 0.0% 0.0% 0.0%

大型馬を狙え

傾向として大柄な馬の方が優勢だ。とりわけ、500kg前後のレンジから6頭の勝ち馬が出ており、これよりも馬体重のある馬を重視したい。[表3]

[表3] 馬体重別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
430kg以下 0 0 0 4 0.0% 0.0% 0.0%
431~460kg 2 1 3 16 9.1% 13.6% 27.3%
461~490kg 1 4 2 32 2.6% 12.8% 17.9%
491~520kg 6 4 3 17 20.0% 33.3% 43.3%
521kg以上 1 1 2 6 10.0% 20.0% 40.0%

ヒダカソウカップ勝ち馬優勢

門別所属馬にとっての主要な路線は、10年前に新設された牝馬重賞・ヒダカソウカップ。間に他のレースを挟んだケースも含め、当該年の同レース成績との関連を調べると、1着馬については過去10年の勝ち馬10頭全てが当レースに出走し、3着内率8割。これは一定の信頼を置いていい数字だ。[表4-1]
一方、遠征馬も含めた傾向として前走のレース種別を調べると、重賞以外のレースだった馬から6頭の勝ち馬が出ており、他場からの遠征で勝った3頭は全てここに含まれる。逆に前走で他場の重賞を使われて遠征してきた馬は、2走前にエンプレス杯2着の実績があったナムラメルシー(20年、1番人気9着)や、前走でグランダム・ジャパン対象の佐賀ヴィーナスカップで2着だったナンヨーオボロヅキ(20年、3番人気8着)といった実績馬も全て勝利を逸しており、前走が他場重賞の遠征馬は実績馬でも疑ってみるべきだ。[表4-2]

[表4-1] 当該年のヒダカソウカップとの関連(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
ヒダカソウC1着 2 4 2 2 20.0% 60.0% 80.0%
同2着 1 1 1 4 14.3% 28.6% 42.9%
同3着 1 1 0 4 16.7% 33.3% 33.3%
同4着以下 2 3 4 37 4.3% 10.9% 19.6%
不出走 4 1 3 28 11.1% 13.9% 22.2%

[表4-2] 前走種別別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
重賞以外 6 4 2 40 11.5% 19.2% 23.1%
ヒダカソウカップ 4 5 5 26 10.0% 22.5% 35.0%
他場重賞 0 1 2 6 0.0% 11.1% 33.3%
門別3歳重賞 0 0 1 3 0.0% 0.0% 25.0%

勝つのはこういう馬

4~6歳馬で、馬体重500kg前後より大きい馬が、1~3番人気に推されるようなら注目。その年のヒダカソウカップ1着馬であれば信頼度UP。遠征馬は前走で重賞を使われていない馬がよい。

(文・坂田 博昭)

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当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。