予想情報

レースの見どころ

今年で19回目を迎える秋桜賞は2010年からGRANDAME-JAPANの古馬シーズンに指定されている。旧名古屋競馬場では1400m、1800mで行われていたが、2022年に新競馬場への移転に伴い1500mへ変更され、翌年から1700mに距離が延長された。昨年は単勝1.1倍と圧倒的な人気を集めた大井・キャリックアリードが2着に1秒5差をつけて重賞初勝利。コースレコードのおまけつきだった。2着には2番人気だった金沢・ハクサンアマゾネスが入り、3着は7番人気の大井・グレースルビー。遠征馬が上位を独占した。連覇を狙った地元名古屋のブリーザフレスカは自慢の末脚を発揮することができずに5着に終わった。

本命

プリメイラ

中央デビューもわずか2戦で見切りをつけられて、昨年8月に名古屋へ転入。すると水が合ったのか、転入初戦から6連勝するではないか。その勢いに乗って今年1月の重賞・名古屋記念に挑戦。だがしかし、一気の相手強化で見どころなく9着に敗退してしまった。それでも自己条件に戻って息を吹き返し、これまで15戦11勝と勝ち星を積み重ねてきた。レースを重ねるごとに少々砂を被っても対応できるようになり、着実に地力も備えてきた。そして、鞍上は同馬と当地初出走からコンビを組む望月洵輝騎手。デビュー2年目で東海優駿を制するなど成長著しい。彼の手綱さばきにも注目したい。

対抗

エバーシンス

2歳5月の新馬戦を4着。攻めの動きが良く、すぐに勝ち上がると見られていたが、初勝利はデビューから9戦を要してしまった。ただ、これで勝ち味を覚えたのか、次走の笠松重賞・ラブミーチャン記念を4番人気で勝ち上がる。その後は東海優駿3着、岐阜金賞2着など、東海3歳重賞戦線で好勝負を続けてきた。前走後は今回を目標に調整を進めて、追い切りで小気味のいい動きを披露。出来に不足はなさそう。ここは全国各地の強豪牝馬がそろった一戦だが、決して力負けすることはないだろう。確実に伸ばしてくる末脚を武器に上位争いへ。

単穴

ペップセ

中央、金沢を経由して一昨年の1月に名古屋へ転入。移籍当初は苦手な冬場とあってなかなか結果が出なかったが、気温上昇とともに状態面を上げて4月に当地初勝利。6月の重賞・クイーンカップを皮切りに、準重賞・ブルームカップ、笠松重賞・岐阜金賞と3連勝。その後、4歳の8月に笠松重賞・撫子争覇を制して夏場に強いことを印象づけた。今年に入って勝ち星は挙げられていないが、いつ走ってもおかしくない状態で推移している。今回は乗り替わりでも、今年の名古屋リーディング争いで先頭を走る塚本征吾騎手が鞍上。一変の期待が懸かる。

連穴

ポルラノーチェ

アンティキティラ

ヒメツルイチモンジ

ポルラノーチェは牝馬重賞のフロイラインカップ、ヒダカソウカップの勝ち馬。その走りっぷりから1700mの距離が最も合いそうな感じ。優勝請負人を背にして好勝負を約束する。アンティキティラは重賞5勝の実力牝馬。明けて6歳となって少々衰えの色は隠せないが、名古屋は重賞2勝を挙げているゲンのいいコース。安定した先行力を武器に粘り込みを図る。ヒメツルイチモンジはこれまで29戦9勝。対外試合に滅法強く、2つの重賞勝ちは笠松と金沢で挙げたもの。名古屋への参戦は2023年の秋の鞍(8番人気3着)以来になるが、コース2走目の上積みが見込めるので。

提供 競馬エース 岡村 秀和

注記

当ページの情報は、9月3日(水)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。