地方競馬の根幹に関わる
意思決定や取り組みを
支えている。

須川 大輝 TAIKI SUKAWA
企画部企画課/2016年採用

売上やお客様の動向を分析し、
地方競馬全体の経営改善に
つなげていきます。

過去の文献から、
分析に使えそうな
資料や数字を
探すことも。

他部署から質問を
受けることも多く、
分析結果に納得して
もらえた時は
うれしいですね。

職員Q&A

Q1

NARを選んだ理由は?

家族旅行で行った北海道で出会った競走馬がきっかけで競馬に興味を持ち、小学生の頃は地元の高崎競馬場によく連れて行ってもらいました。その頃から漠然と「競馬関係の仕事がしたい」と思っていましたが、大学生の時に北海道のばんえい競馬の魅力にハマり、「地方競馬の魅力をもっと高めたい。もっと多くの人に伝えたい」と思うようになっていきました。ただ最初は、NARの存在は知りませんでした。JRAや北海道の地方自治体、飼料会社を見ていた時、恩師からNARを紹介され、「ここなら、まさに地方競馬全体を盛り上げられる」と思い、志望しました。

Q2

現在の仕事内容は?

企画部企画課は、一言で伝えるなら「地方競馬の頭脳」にあたる部署。全国の日々の開催成績(売上・来場者数)やお客様の動向を分析し、NARの業務や地方競馬全体の経営改善のための企画立案や事業の実施に幅広く関わっています。たとえば、過去のデータと比較し、売上に変化があれば、「どういう原因があるのだろう」と分析を行ったり、お客様へのアンケートを実施し、「お客様が真に求めているものは何なのか」と潜在的なニーズをあぶり出したり。数字に加え、まだ数字に表れていない事象にも目を配りながら、地方競馬全体の未来を考え、前進させる仕事です。また、関係団体との調整連絡窓口も担当し、各所からの様々な要望や依頼にも対応しています。

Q3

仕事の面白さ、やりがいは?

地方競馬の根幹を担う経営の意思決定に関わっていると思うと、責任も大きいですが、そのぶん、やりがいも大きいですね。各主催者からビジョンを聞くなど、地方競馬の未来に携わる仕事にも誇りを感じます。また、日々の分析業務に目を向けると、単に地方競馬のことだけを考えるのではなく、プロ野球やプロサッカーといった他のスポーツ競技や大型レジャー施設の経営との比較など、様々な視点から分析する面白さがあります。さらに、上司や他部署からも地方競馬の動向について意見を求められますし、私の分析結果に対して納得してもらい、そのデータをもとに新しい企画が生まれた時などは、担当としてやはりうれしいですね。

Q4

印象に残っている出来事は?

コロナ禍で無観客競馬を経験したことは大きな出来事だったと思います。その頃、私は特別区競馬組合(大井競馬場)に出向中で、広報や場内イベントを担当していました。予定していたイベントなどもすべて実施できなくなり、様々な制約がある中で、「どうすればお客様に競馬を楽しんでもらえるか」と考え、前例のない新しいことにたくさんチャレンジさせてもらいました。もちろん、上手くいったことも、上手くいかなかったこともありますが、挑戦することの大切さを改めて学んだ出来事でした。また、主催者への出向を通して、現場でしか見えない景色があること、現場からは見えない景色があることがわかり、全体を見通し支える私たちの組織の存在意義も再確認できました。

Q5

NARの魅力は?

若手職員にもどんどん仕事を任せてもらえる職場だと思います。私自身のキャリアを振り返っても2年目から一人で全国の競馬場に行き、主催者とコミュニケーションを取ったり、責任ある仕事を任せてもらえたり、様々な貴重な経験を早い段階から積ませてもらいました。また、組織がそれほど大きくなく、部署を超えて気軽に話せる環境も魅力です。競馬好きの方も多いので、日常的に競馬の話で盛り上がり、そうした雑談も仕事の役に立つのは、この職場ならではのことかもしれません。

Q6

今後の目標は?

入会からここまで仕事内容は変わっているものの、部署はずっと企画部でした。この仕事はとても気に入っていますが、一度、公正部などで開催現場の仕事も経験してみたいですね。また、これは入会する前からの夢でもありますが、地方競馬をもっと、その地域に住む方々にも喜んでもらえるものにしていきたい。そして、自分の街に競馬場があることを誇りに思ってもらえるような競技やレジャーにできたらと思っています。