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COLUMN 38 2021.12.30
自宅でも競馬場でも“純粋”に楽しめる地方競馬
血統評論家 栗山求

競馬業界に入る前、一ファンだったころは、それこそ南関東の競馬場に入り浸っているという状態でした。平成元年にこの業界に潜り込み、週5日働くようになると、競馬場へ行く機会は激減。それでも、雑誌の地方競馬コラムを担当するようになったので、南関東で重賞が行われる日は取材と遊びを兼ねて、大井、川崎、船橋、浦和へ突撃しました。

 

現在、地方競馬は純然たる趣味の領域となっています。利害も見返りも何もない、いわば友人のような存在なので、気が向いたときにひとり足を運び、馬券を楽しみます。
とはいえ、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響により、ここ2年ほどは競馬場から遠ざかっています。数々のB級グルメを懐かしく思う日もありますが、致し方ありません。その一方で、ネット投票システムを利用し、全国各地の馬券を楽しむ機会が増えました。

中央競馬であれば、種牡馬ごとのコース適性、距離適性などを考慮した血統予想を組み立てるのですが、地方競馬は細かな血統データが手に入りにくいのと、各馬似たような距離を走ることが多いため、血統面から戦略的に馬券を買うことはあまりありません。サウスヴィグラスやパイロ産駒は買い、くらいでしょうか。

では、どんなスタンスで狙い馬を絞るかというと「好みの血統を買う」です。
好み、というと語弊がありますが、過去に血統的に評価した馬の子孫や、関わりのある牧場や馬主さんの生産馬・所有馬を狙う、というものです。たまに自分が配合した馬に出くわすこともあります。パソコンのキーを叩けば、出馬表や各馬の血統表を見ることができるので、そうした馬をすぐに発見できます。
自宅からのネット投票は、競馬場で競馬新聞を見ているだけでは気が付かない部分に気付くことができる、という利点もあります。
デスクワークの合間に目当ての馬をネット投票で買い、結果に一喜一憂する。そんな楽しみ方が自分に合っていると気付くことができたのも、コロナ禍における怪我の功名です。

馬券必勝法を求めてこの文章をお読みになった方には期待外れの内容だったかもしれませんが、馬券の楽しみ方は人それぞれ。いずれ状況が落ち着けば、気兼ねなく南関東4場へ足を運ぶことになるのでしょうが、いまのスタイルも悪くないなと感じています。

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