アンバサダーが語る
シリーズ競走の魅力 SERIES COLUMN
SERIES COLUMN
VOL.04 望月隆寛(ダニエルズ) 2021.09.30
地元岩手勢が意地を見せるか、シリーズ最終決戦へ

「3歳秋のチャンピオンシップ」は各地の主要重賞競走を戦った有力馬が、盛岡で行われるダービーグランプリに集結し、地方競馬の3歳王座を決める戦いである。

これは言うなれば甲子園だ。各都道府県の地方予選を勝ち抜いた代表チームが甲子園に集結。全国の頂点を目指して鎬(しのぎ)を削る。そこには激闘と感動があり、勝者には栄冠が待っている。「3歳秋のチャンピオンシップ」はそれだけ熱い戦いなのだ。そんな熱いレースをさらに熱く、そして面白く見る為に、昨年のダービーグランプリを振り返りながら今年の見どころを探っていきたい。

昨年のダービーグランプリ2020で栄冠を手にしたのはフレッチャビアンカ。東北優駿と不来方賞を勝って岩手競馬2冠を達成し、地元岩手勢として参戦した。他にもピアノマン、レールガン、テンカビト、グランメガスマイル、グランコージーなどが地元岩手から出走。
対して他地区からは、南関東で活躍し戸塚記念を制したティーズダンク。王冠賞で重賞初制覇、黒潮盃2着の好走を見せたコパノリッチマン。岐阜金賞制覇のダルマワンサなどが出走。
レベルが高いと言われる南関東勢のティーズダンク、更には北海道勢のコパノリッチマンに人気が集まり、地元岩手勢の方が押されていると思っていた。
しかし蓋を開けてみれば2着のティーズダンクに4馬身差をつけてフレッチャビアンカがぶっちぎりの勝利。他地区の強豪馬を地元勢が迎え打つ形になった。

  • フレッチャビアンカ
    (第33回ダービーグランプリ)

  • 各地の主要重賞競走を戦った有力馬が集まった中でのこの結果を見て思ったのは「地元の利」。たしかに勝ったフレッチャビアンカは実力もあるし強いと思うが、4馬身差をつけてぶっちぎるとは思ってもいなかった。
    プロ野球でもホームとビジターではかなり戦力が変わったりもする。ましてやそれが競馬となれば長距離輸送もあり、影響は大きい。さらに不来方賞で盛岡2000mを勝っている距離適性もあり、「地元での強さ」をしっかり見せつけられる結果となった。

    果たして今年のダービーグランプリの結果は如何に。
    各地から強豪馬が出揃いそうだが、「地元の利」「地元での強さ」は重要なポイントになりそう。さらに距離適性は重要で、近5年を見ても分かる通り、馬券に絡んだ競走馬のほとんどが、近走で2000m前後の好走実績があった。

地元岩手所属馬と他地区から挑む遠征馬の戦いから目が離せません。
シリーズ最終決戦を皆さんと一緒に楽しみたいと思います!

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3歳秋のチャンピオンシップ2021特設サイト