アンバサダーが語る
シリーズ競走の魅力 SERIES COLUMN
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VOL.02 原山実子 2021.11.26
10年ぶりの開催!ベテラン騎手と若手騎手が華麗に競演

地方競馬の女性騎手が競い合う「LJSレディスジョッキーズシリーズ」が10年ぶりに復活!

2021年11月23日のシリーズ第1戦を前に、大きなニュースが続きました。
まず11月18日。名古屋の宮下瞳騎手が国内の女性騎手として初の快挙、地方競馬通算1000勝を達成しました。
一度は引退、出産を経て、日本の女性ジョッキーでは初めての引退からの復帰。その後の活躍は本当に素晴らしいですね。

以前、宮下瞳騎手が出産後に川崎競馬場のトークイベントにゲストで出演されたことがありました。今でも覚えているのは、ファーがあしらわれた素敵なワンピース姿。登場された時の美しさもさることながら、トークショーでのコメントはさすがジョッキーならではの鋭い切り口、盛り上がりました。
バックヤードでは、当時まだ小さかった息子さんがママのお仕事が終わるのを待っていました。その息子さんの言葉で騎手としての復帰を決めたというエピソードを伺った時に、私は思わず息子さんに感謝したものです!
23日のグリーンチャンネル中継内での元地方競馬騎手・赤見千尋さんのコメントによると、盛岡競馬場の騎手紹介式の中で行われた1000勝のセレモニーで、息子さんが「騎手になる夢を持っている」とおっしゃっていたそう。親子で同じレースに騎乗するシーンも見たいですね!楽しみは先に繋がっていきそうです。

そして11月19日。高知の別府真衣騎手が調教師試験合格、28日の騎乗を最後に引退されるという発表がありました。宮下瞳騎手とともに、日本の女性ジョッキーのトップクラスであり続けた別府麻衣騎手の次の活躍の場は「調教師」。
グリーンチャンネル中継での赤見千尋さんのお話では「一発合格」だったとのこと。本当に合格することが難しいとされる調教師試験、一発合格とは驚きました!
お父様は同じ高知の別府真司調教師。2018年に結婚されたご主人は宮川実騎手。そのうち、奥様の管理馬に旦那様が騎乗されることもあるかもしれません。急な引退で寂しさもありますが、そんなシーンを見る楽しみもあるかと思うと、高知競馬に観戦へ行く日が待ち遠しいです。
別府真衣騎手は11月28日のラスト騎乗の前に、27日が最後のLJSレディスジョッキーズシリーズ参戦となります。一見小柄で華奢にも見える体躯で男前な騎乗、その姿を目に焼き付けておきたいです。

そして同じく11月19日、佐賀の岩永千明騎手の引退が発表されました。
2010年LJS優勝、NARグランプリ2014で優秀女性騎手賞を受賞した岩永騎手。所属の競馬場を失い、大きな怪我を乗り越えての復帰、彼女に勇気をもらった人は多かったでしょう。今回のLJSレディスジョッキーズシリーズは欠場となっていましたが、次のキャリアも輝かしいものであることを祈っています。

ここまでベテランのお話を書いてきましたが、今回出場の若手騎手の活躍が目覚ましいのも嬉しい事ですね。
23日盛岡の第1戦は、断然の人気に応えて神尾香澄騎手が快勝。続く2戦目は佐々木世麗騎手が接戦を制しての勝利となりました。
二人とも2021年4月デビュー、伸び盛りの彼女たちの活躍からも目が離せません。

来年2月のLJS名古屋は、今回は怪我で欠場している地元名古屋の木之前葵騎手も参戦(予定)されます。
記録を更新し続けていく方、新たな場所でチャレンジをする方、更なる高みを目指して技術を磨き続ける方、それぞれの輝きを放つ皆さんを、この「LJSレディスジョッキーズシリーズ2021」で応援しつつ、注目していきたいですね。

神尾香澄騎手(レディスジョッキーズシリーズ盛岡・第1戦)
佐々木世麗騎手(レディスジョッキーズシリーズ盛岡・第2戦)













《関連リンク》
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