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VOL.03 秋田奈津子 2021.12.23
いよいよ最終決戦!大晦日は乙女たちの戦いにご注目

各地で繰り広げられてきた2歳牝馬の戦いも、いよいよ12月31日に最終戦の東京2歳優駿牝馬を迎えます。
第1戦の園田プリンセンスカップ、第2戦のエーデルワイス賞(JpnIII)に続き、シリーズ第3戦~第5戦も北海道デビュー馬が、そのレベルの高さを示しました。

エムティアンジェ(第8回ラブミーチャン記念)



10月28日のラブミーチャン記念(笠松)を勝ったのは、金沢のエムティアンジェでした。このレースが北海道からの移籍3戦目。直線では園田プリンセスカップの勝ち馬グラーツィアを3馬身突き放しました。11月28日の金沢ヤングチャンピオンも制しており地元馬にはまだ先着を許していません。

スティールルージュ(第21回ローレル賞)



11月9日のローレル賞(川崎)は北海道のスティールルージュがハナ差凌いで優勝。フルールカップに続き重賞2勝目を飾りました。長距離輸送、初距離、初左回りなどをクリアできたことは今後にも大きく繋がることでしょう。
2着は船橋のプラチナプライド、3着は浦和のジョーストーリ―、この上位3頭が東京2歳優駿牝馬の優先出走権を獲得しています。

レディーアーサー(第37回プリンセスカップ)



11月14日のプリンセスカップ(盛岡)では単勝オッズ1.2倍、北海道のレディーアーサーが人気に応えました。決してスムーズなレースではありませんでしたが、直線では余裕の手応えで先頭ゴールイン。イノセントカップ勝利などの実績を持つ北海道トップレベルの実力を見せつけました。

2歳シーズンの現在のポイントは対象レースを勝った北海道所属馬が4位までを独占。しかし、最終戦は勝ち馬に20ポイントが与えられるため最後まで分かりません。

大井競馬場が舞台となる東京2歳優駿牝馬。やはりポイントは北海道デビュー馬でしょう。このレースがグランダム・ジャパンとして実施されるようになった2010年からの過去11年を振り返ると、北海道デビュー馬が7勝、南関東生え抜き馬が4勝。北海道デビュー馬(当時北海道所属馬を含む)のワンツーフィニッシュは5回あり、馬券に絡んでいない年はありません。
また人気面で見てみると、過去11年は1番人気が3勝、2番人気が5勝をあげており、人気馬はまずまずの活躍。しかし、例えば2018年が1番人気、10番人気、11番人気で決まったように人気薄の馬も侮れません。まだまだキャリアの浅い2歳牝馬のレースなだけに馬券予想も一筋縄ではいかないようです。ちなみに、北海道デビュー馬で3着内に好走した9番人気以下の馬は、過去11年で4頭います。

牝馬クラシックホースを多く輩出しているこのレース。来春を見据えるうえでも見逃せません。大晦日、若き乙女たちの戦いにどうぞご注目ください!!

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グランダム・ジャパン2021 2歳シーズン特設サイト