8月14日(日)
盛岡競馬場

若鮎賞
芝1600m(左)

予想情報

レースの見どころ

2000年(当時は表記上、3歳限定)に2歳限定の芝1600mで争われる特別競走として創設された若鮎賞。2012年に重賞へ格上げされたお盆開催の名物レースのひとつ。今年は5月の水沢開催から始まった2歳戦。盛岡お盆開催までに多くても4戦のレース経験を糧にして、初距離、初めての芝などの壁を乗り越えた先に掴み取れる栄光。過去3年の傾向として初芝での好走は、19年優勝シーサンプーター、20年2着ゴールデンヒーラー、同年3着リュウノシンゲンの3頭。

本命

  • 89フジラプンツェル

CHECK!

水沢850mのデビュー戦ではスタートを上手に決めて2番手追走も、内に切れ込んできた逃げ馬に前をカットされ最後方5番手まで下がる不利。鞍上が気合をつけながら残り400mから猛追を開始してハナ差で勝利。このデビュー戦はフジラプンツェルの能力を見せるためだけにあったと言っても過言ではない。そして前走は初輸送、初の盛岡ダート戦。デビュー戦ハナ差だった2着馬に1秒3差つけ完勝。経験を積みながらの成長とその強さが際立っている。今回は初の盛岡芝が鍵となるが、父メイショウボーラー産駒の盛岡芝での好走例は数多く、それは父父タイキシャトル産駒、母父クロフネ産駒も同様でアッサリ盛岡芝を克服して不思議のない血統背景。

対抗

  • 33レジーナ

CHECK!

デビュー2戦は見せ場なく、水沢平坦コースで終い甘くなり着外が続いた。特に2戦目はフジラプンツェルに3秒5差の大敗。輸送競馬となる盛岡ダートで3戦目を迎えたが、そこで上昇を見せ2着。そして評価を一変させる競馬を見せたのが前走の盛岡芝1600m戦。スムーズな追走から3角手前で仕掛けられるとスッと反応して前を捕らえにかかる。直線入口で先頭に立ち、同僚ケープライトとの一騎打ちとなりアタマ差で初勝利。盛岡芝で好成績を挙げる馬の共通項は3角~4角で捲れる器用さがあること。それを初めての盛岡芝で見せていただけに、ダート戦のレース内容は度外視しても狙ってみたくなる。

単穴

  • 77ケープライト

CHECK!

デビューから3戦は一戦毎に距離を延ばして、いずれも同僚馬と勝ち負けを競い実力を高め合ってきた。地元水沢ダートでは逃げて連勝、その時計は優秀で能力の高さを誇示。迎えた盛岡芝1600m戦は2番手外で折り合う。3角手前からその外に位置したレジーナが仕掛け、それに呼応するように自身も動きだす。最後の直線はレジーナとの一騎打ちとなりアタマ差で2着惜敗。勝敗を分けたのはマークする側かされる側かの違い。今回は枠順の内外が逆となり流れを見ながら動けるだけに、前走の経験を生かした競馬をしてくれるはず。

連穴

  • 44ペルトラン
  • 66アガット
  • 810ウルフヴェローチェ

CHECK!

芝適性はデビュー戦の時計で証明済みのペルトラン。前走は3角~4角でうまく立ち回ることが出来ず、先着2頭に差をつけられた。スムーズな競馬ならその差はもっと詰まっていたはず。初芝でも血統背景から狙ってみたいのがアガットとウルフヴェローチェ。アガットは父父ディープインパクト、母父サクラバクシンオーが盛岡芝で活躍している血統。ウルフヴェローチェの持つバゴ×SS系の組み合わせは今季の盛岡芝で好走例があるだけに食指が動く。

提供 岩手ケイシュウNEWS 佐藤公亮

注記

当ページの情報は、8月13日(土)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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