8月14日(日)
金沢競馬場

加賀友禅賞
ダ1400m(右)

予想情報

レースの見どころ

秋の3歳頂上決戦・サラブレッド大賞典は長距離戦。その前に行われるのが短距離で牝馬ナンバー1を決めるこの重賞。1コーナーまでの距離が短い1300mで実施されていた2018年の第5回までは展開的な紛れも多くなって1番人気が勝てなかったが、1400mに変更された2019年の第6回以降は1番人気が3連勝中(昨年は開催中止もあり秋に実施)。2着・3着が人気薄のケースはあるものの、荒れる要素は減っている。例年なら先行して勝ってきた上がり馬の参戦も多くてハイペースになりがちも、今年は3歳の重賞・準重賞が続くスケジュール、加えて6月から続く猛暑の影響で少頭数に。更に波乱の可能性は少なくなった印象だ。

本命

  • 66スーパーバンタム

CHECK!

3月から出走レースを絞って今季5戦5勝。2歳女王不在の状況ではあったが、昨年よりパフォーマンスを上げて北日本新聞杯→石川ダービーを共に完勝して二冠達成。その疲れを癒してシーズン後半の再始動戦に選んだのが地元馬同士・牝馬限定戦のここ。確実に勝ちに来た印象で、本馬の参戦も少頭数となった要因の一つ。普通に走れば負けることはない相手関係だけに、休み明けでの仕上がり面に尽きるが、完調は先の造りとはいえ成長を妨げることなく予定通りの調整を消化。心配ないはずだ。短距離に対応のスピードも十分で、不利も考えられない頭数と枠順。勝利は高確率。

対抗

  • 33スターフジサン

CHECK!

2歳時からトップ戦線で常に上位争い(10月の準重賞勝ちはスーパーバンタム相手)、ここまで当地重賞は3・2・3・2着。実力上位は疑いない存在。石川ダービー2着は後方で機を窺っていた本馬に流れ自体は向いての完敗だけに、スーパーバンタムを逆転は難しい状況になってしまったし、1番人気で3着に敗れた前走も自分でレースを作れない弱味が出た印象だが、中3週の今回は馬体維持に苦労しないはずで、強い馬がいる厳しい流れの方が持ち味が生きるタイプでもある。1400mでも前々走は自ら勝ちに動いて古馬B1勝ち。マーク策から確実に脚を伸ばして崩れはないはずだ。

単穴

  • 55ビーブルー

CHECK!

JRA時は東京ダート1600mの新馬戦で2着。潜在能力自体は高いはず。転入初戦勝ちも追い通しの内容だったし、テンション高めの気性でもあってコンスタントに力を出せない印象だが、ハイペースを押し切った前走3歳A1勝ちを見る限り、少々強引にでも逃げた方が良さが出るようだ。力発揮の術を見出した今なら石川ダービー8着のようなことはないはずで、距離もこのくらいの方が良さそう。他の出方次第の面はあるものの、自分の競馬ができて当日の馬場傾向も味方するようだと、人気2頭を脅かす可能性もある。

連穴

  • 44ピースイギー
  • 22パーシスト
  • 11グッドオールド

CHECK!

3着の可能性がある馬を3頭挙げておきたい。少頭数とはいえ割と先行タイプが多いだけに、ロスなく立ち回って差せる馬が展開的には魅力。それに該当するのがピースイギー。3連勝で挑む先行馬パーシストは、これまでより相手や同型が格段に厳しくなるが、自身の進境は良馬場・2番手もクリアした前走で実証し、4角まで先団なら面白くなる。差し台頭の流れだけに転入初戦は少々物足りなかったグッドオールドだが、目標はここだったはずで、前走時とは攻め内容もまるで違う点でも変わり身に要警戒。

提供 競馬カナザワ 大井明洋

注記

当ページの情報は、8月13日(土)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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