2011年以来10年ぶりに復活となった、女性騎手のみで行われるシリーズ競走『LJSレディスジョッキーズシリーズ2021』、その最終戦が本日名古屋競馬場で行われました。

ダート1,400ｍで行われた第1戦は、神尾香澄騎手(川崎)が騎乗したニシノステラが逃げ切りました。2着は宮下瞳騎手(愛知)騎乗のトーホウエンジェル、3着は深澤杏花騎手(笠松)騎乗のテイエムクイーンが入りました。
第1戦と同じくダート1,400ｍで行われた第2戦は、木之前葵騎手(愛知)が騎乗したマテラシオンが逃げ切り勝ち。2着は宮下瞳騎手(愛知)騎乗のパワースカイ、3着は深澤杏花騎手(笠松)騎乗のタカラジマが入りました。

LJS名古屋第1戦を制した神尾香澄騎手		LJS名古屋第2戦を制した木之前葵騎手

10年ぶりの実施となったレディスジョッキーズシリーズの総合優勝は、LJS高知で2勝を挙げ合計117ポイントを獲得した濱尚美騎手(高知)が輝きました。

総合優勝の濱尚美騎手

■総合優勝 濱尚美騎手(高知)のコメント
これまで良い感じにファイナルまで来ましたが、最後の2戦はあまり納得できる内容ではなく、嬉しい思いも強いですがくやしさも残る結果となりました。男性とのレースも気合が入りますが、女性騎手と争うレースは一味違うので燃えます。新鮮でシリーズを通じて楽しかったです。来年は心から喜べる優勝をできるように頑張りたいと思います。

■総合2位 神尾香澄騎手(川崎)のコメント
優勝できる可能性があるのは知ってましたので、頑張ろうと思いました。先輩たちも一緒に頑張ろうと言ってくれて、落ち着いた環境のなかで、このシリーズを楽しむことができました。

■総合3位 宮下瞳騎手(愛知)のコメント
頭数が少なくて少し寂しかったですが楽しかったです。元気で和気あいあいと、明るくていい雰囲気でした。3位に入賞できたのは嬉しいですね。息子たちにも3位になったことを伝えたいと思います。

左から神尾香澄騎手、濱尚美騎手、宮下瞳騎手

■総合順位(LJS盛岡、高知、名古屋の合計ポイント)
1位 濱　　尚美(高知) 117pt
2位 神尾　香澄(川崎) 108pt
3位 宮下　　瞳(愛知)  86pt
4位 深澤　杏花(笠松)  83pt
5位 佐々木世麗(兵庫)  61pt
6位 関本　玲花(岩手)  49pt
7位 木之前　葵(愛知)  40pt
8位 別府　真衣(高知)  34pt
※ポイント表の詳細はこちら

たくさんのご声援ありがとうございました。今後とも女性騎手たちの活躍にご注目ください。

◆LJSレディスジョッキーズシリーズとは 従来、単独の競馬場で行われてきた女性騎手招待競走を複数場で施行することにより2006年にシリーズ化した、女性騎手のみで行われるシリーズ競走。女性騎手数の減少により2011年をもって休止していたが、10年ぶりに復活することとなった今回は、女性騎手8名(一部騎手が欠場する場合あり)による競走を盛岡・高知・名古屋競馬場で2競走ずつ実施し、各競馬場で獲得したポイント最上位の騎手を表彰するとともに、合計6戦で獲得したポイントの結果による優勝者を最終戦の名古屋競馬場において表彰する。

◆LJSレディスジョッキーズシリーズ2021特設ページ
◆女性騎手の活躍を紹介する特設サイト『LADIES JOCKEYS』