2番人気のウノピアットブリオが8連勝で大一番を制した。4角では4頭が横並びの大接戦となったが、最後は内を突いてグングン加速し、2着グレイトパールを6馬身突き放した。勝ち時計は1分54秒0。1番人気のグレイトパールは38kgの馬体増が響いた。
15年までは2000m、16年以降は1800mで行われている佐賀のグランプリ。距離変更によりデータで如実に表れているのが脚質。15年まで逃げ馬が【2202】に対し、16年以降は【1210】とすべて馬券に絡んでいる。また、15年までは1角で後方6番手以降につけた馬が6回中5回3着以内に入っているのに対し、16年以降は5番手以内につけた馬がすべて3着以内に入っている。積極的に先行馬を狙いたい。
出走頭数が少ないが過去5年で3歳、4歳の勝利はなし。2勝している5歳の勝率15%は目を引く。ベテランが活躍するレースとなっている。
馬齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 0 | 1 | 1 | 3 | 0% | 20.0% | 40.0% |
4歳 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0% | 0% | 25.0% |
5歳 | 2 | 1 | 0 | 10 | 15.4% | 23.1% | 23.1% |
6歳 | 1 | 1 | 2 | 8 | 8.3% | 16.7% | 33.3% |
7歳 | 1 | 0 | 0 | 12 | 7.7% | 7.7% | 7.7% |
8歳以上 | 1 | 2 | 1 | 5 | 11.1% | 33.3% | 44.4% |
枠番では1800mになった16年以降の4回のうち、8枠がすべて馬券に絡んでいるのが特長。7枠は未勝利ながら、2着2回、3着1回と馬券に多く絡んでいる。外枠の馬を押さえておきたい。
年 | 1着 | 2着 | 3着 |
2015年 | 2枠2番 | 6枠6番 | 1枠1番 |
2016年 | 8枠9番 | 5枠5番 | 4枠4番 |
2017年 | 6枠8番 | 8枠11番 | 7枠10番 |
2018年 | 3枠3番 | 7枠10番 | 8枠12番 |
2019年 | 2枠2番 | 7枠9番 | 6枠8番 |
通算9勝している真島正徳が15~18年にかけて4連覇。昨年は佐賀トップの山口勲が通算4勝目を挙げた。山口勲は15~18年にも3着以内で5年すべて馬券に絡んでおり、この2人の実績が断然。真島大輔(大井)が2着2回、田中純が2、3着各1回と続く。
騎手 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
真島正徳 | 4 | 0 | 0 | 1 | 80.0% | 80.0% | 80.0% |
山口勲 | 1 | 1 | 3 | 0 | 20.0% | 40.0% | 100.0% |
真島大輔 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0% | 100.0% | 100.0% |
田中純 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0% | 33.3% | 66.7% |
倉富隆一 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0% | 25.0% | 25.0% |
田中純 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0% | 33.3% | 66.7% |
2番人気が【4010】と信頼度抜群。15~17年に3連覇したキョウワカイザーはいずれも2番人気だった。1番人気は未勝利だが【0401】と堅実。3番人気も【1121】と信頼できる。しかし、1~3番人気の決着は3回で、伏兵にも注意が必要。
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0% | 80.0% | 80.0% |
2番人気 | 4 | 0 | 1 | 0 | 80.0% | 80.0% | 100.0% |
3番人気 | 1 | 1 | 2 | 1 | 20.0% | 40.0% | 80.0% |
4番人気 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0% | 0% | 20.0% |
5番人気以下 | 0 | 0 | 1 | 35 | 0% | 0% | 2.8% |
「真島正徳」騎手であればやってくれる。パートナーが替わっても安定した成績を残している。
(日刊スポーツ編集部)
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