データ分析

前回のハイライト

門別の重賞で好走したレインズパワーと、高知で活躍したグランシュヴァリエが父のリワードアヴァロンが人気を二分。レースも2頭のたたき合いとなったが、レインズが外から押し切った。勝ち時計は1分31秒4。リワードアヴァロンは1馬身差の2着に敗れた。

データ分析

過去10年のうち、天候は晴れながら重、不良馬場で行われたのが9回。道悪で行われることが多い。高知は道悪だと内側が重たくなる傾向があり、枠番を見ても4枠が2勝している以外は6~8枠の馬が勝っている。また、6~8枠の馬が連を外したのは1度のみで、6~8枠同士で決まったのが半数の5回。圧倒的に外枠が有利だと言える。

“「外枠」vs.「4枠」”

過去5年の出走頭数は11、9、12、10、12。内の3枠では最高成績は2着なだけに、外枠の好成績の中で4枠の2勝は目立つ。

表1馬番別成績(過去5年)
1着 2着 3着
2015年 6枠8番 7枠10番 2枠2番
2016年 4枠4番 8枠8番 2枠2番
2017年 5枠6番 5枠5番 2枠2番
2018年 8枠10番 3枠3番 1枠1番
2019年 4枠4番 2枠2番 8枠12番

“牡馬の盛り返し”

直近5年では牡馬が3勝も、過去10年では牝馬6勝と牝馬優勢。3着以内で見ても牝馬19頭、牡馬11頭と牝馬が多く馬券に絡んでいる。しかし、過去には高知3冠馬フリビオン、西日本ダービーの覇者アルネゴー、今年の高知優駿馬リワードアヴァロン(金の鞍賞は2着)などのように、のちに大活躍する牡馬がこのレースで好成績を収めており、人気のある牡馬が出走した場合は注目しておきたい。

表2牡牝別成績(過去5年)
性別 出走数 最高着順
牡馬 2015年 5 1
2016年 1 1
2017年 6 3
2018年 6 1
2019年 6 2
牝馬 2015年 6 2
2016年 8 2
2017年 6 1
2018年 4 3
2019年 6 1

“倉兼が一歩リード”

中西達也(現調教師)と倉兼育康が2勝ずつ。倉兼は過去5年で4回騎乗して3連対と信頼度が高い。あとの1勝は高知トップの赤岡修次だが、それ以外の3回は着外だった。西川敏弘は未勝利だが、4回騎乗して3着以内が3回。ベテラン騎手の活躍が光る。

表3騎手別成績(過去5年)
騎手 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
中西達也 2 0 0 0 100.0% 100.0% 100.0%
倉兼育康 2 1 0 1 50.0% 75.0% 75.0%
赤岡修次 1 0 0 3 25.0% 25.0% 25.0%
西川敏弘 0 2 1 1 0% 50.0% 75.0%
永森大智 0 1 0 2 0% 33.3% 33.3%
岡村卓弥 0 1 1 3 0% 20.0% 40.0%
宮川実 0 0 1 2 0% 0% 33.3%
別府真衣 0 0 1 3 0% 0% 25.0%
佐原秀泰 0 0 1 4 0% 0% 20.0%

“人気通りの決着”

名牝ディアマルコが15年に1番人気で3着に敗れたが、16年から4連勝中。1番人気を軸に考えたい。2番人気も【1301】と信頼できる。一方、3番人気は16年の3着以外はすべて着外と狙えない。ヒモ穴でおすすめは5番人気で【0122】。相手に押さえたい。

表4人気別成績(過去5年)
人気 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1番人気 4 0 1 0 80.0% 80.0% 100.0%
2番人気 1 3 0 1 20.0% 80.0% 80.0%
3番人気 0 0 1 4 0% 0% 20.0%
4番人気 0 0 1 4 0% 0% 20.0%
5番人気以下 0 2 2 30 0% 5.9% 11.8%

ここに注目

牝馬が活躍するレースだが近年は「牡馬」の好走が増えている。堅い決着になることから「人気」を集めている馬も注目。

(日刊スポーツ編集部)

注記

当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。