データ分析

前回のハイライト

北海道の4番人気テーオーブルベリーが逃げ、川崎の1番人気ブロンディーヴァが2番手。後続を離した先行2頭の追い比べは直線半ばで後者が脱落。前者も最後に苦しくなり、船橋の2番人気レイチェルウーズが豪快に差し切った。勝ち時計は1分43秒5。

データ分析

注目すべきは北海道でデビューしたかどうか。過去10年の連対馬20頭のうち、初出走が門別競馬場だったのは遠征馬を含めて14頭。ワンツーも5回を数える。北海道デビュー馬の連対がなかったのは過去10年では13年だけ。同年も3着馬は北海道デビューだった。

“南関所属馬好走”

過去10年の所属別成績は船橋4勝、大井3勝、川崎2勝、愛知1勝。勝ち馬では船橋が若干リードだが、馬券圏内の頭数で見てみると川崎10頭、大井9頭、船橋6頭、北海道2頭、浦和1頭、笠松1頭、愛知1頭と川崎が浮上してくる。昨年は大井が上位独占した。

表1所属別成績(過去5年)
1着 2着 3着
2015年 川崎 北海道 船橋
2016年 北海道 北海道 浦和
2017年 船橋 川崎 川崎
2018年 大井 大井 川崎
2019年 大井 大井 大井

“内枠が上位争い”

17年だけ1頭除外で15頭立てだったが、過去10年すべて出馬投票ではフルゲート。枠番別成績では3勝、2着1回の6枠が注目か。ただ、1勝止まりの1枠が2着4回、3着2回。2枠も1、2着は各1回だが、3着3回。内枠の2、3着が多いのは、やはり内回りの1600mだからか。

表2馬番別成績(過去5年)
1着 2着 3着
2015年 6枠12番 5枠9番 7枠13番
2016年 6枠12番 7枠13番 8枠16番
2017年 6枠11番 2枠3番 3枠5番
2018年 2枠4番 1枠1番 2枠3番
2019年 8枠16番 1枠1番 2枠3番

“阿部龍に任せろ”

過去5年では北海道の阿部龍騎手が3戦して1勝、2着2回の完全連対。南関東所属騎手を含め、他騎手を圧倒する好成績を残している。いずれも川崎に移籍した北海道デビュー馬とのコンビで、うち2着1回は南関東で期間限定騎乗中のものだった。

表3騎手別成績(過去5年)
騎手 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
阿部龍 1 2 0 0 33.3% 100.0% 100.0%
滝川寿希也 1 0 1 0 50.0% 50.0% 100.0%
戸部尚実 1 0 0 0 100.0% 100.0% 100.0%
今野忠成 1 0 0 1 50.0% 50.0% 50.0%
本田正重 1 0 0 2 33.3% 33.3% 33.3%
森泰斗 0 1 1 3 0% 20.0% 40.0%
西啓太 0 1 0 0 0% 100.0% 100.0%
桑村真明 0 1 0 2 0% 33.3% 33.3%
石崎駿 0 0 1 0 0% 0% 100.0%
町田直希 0 0 1 1 0% 0% 50.0%
矢野貴之 0 0 1 4 0% 0% 20.0%

“1番人気を信頼”

2歳牝馬のレースにしては1番人気【2201】。かなり信頼できるレベルだろう。相手は2番人気【1013】では頼りなく、かといって3番人気【0104】は狙えない。それなら思い切って馬券圏内6回の5番人気以下から探した方がよさそうだ。

表4人気別成績(過去5年)
人気 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2 2 0 1 40.0% 80.0% 80.0%
2番人気 1 0 1 3 20.0% 20.0% 40.0%
3番人気 0 1 0 4 0% 20.0% 20.0%
4番人気 0 1 1 3 0% 20.0% 40.0%
5番人気以下 2 1 3 53 3.4% 5.1% 10.2%

ここに注目

ポイントは「北海道」。デビューレースに加えて、阿部龍騎手騎乗となれば注目だ。

(日刊スポーツ編集部)

注記

当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。