データ分析

前回のハイライト

重賞2勝ニューホープと6連勝中リーガルマインドの3歳馬による一騎打ちとなった。勝ったのはニューホープ。岐阜金賞と同様に好位から押し切った。勝ち時計は2分2秒3。末脚勝負に出たリーガルマインドも懸命に追いすがったが、半馬身及ばなかった

データ分析

東海地区の大みそかを飾る東海ゴールドカップ。ハンデ重賞だが、ここ10年で負担重量は、15年に52kgで出走したヤマニンシュワイエ(5着)を除けば53~56kg内に設定されており、成績を見ても大差はない。笠松 VS 名古屋の図式で見ると、ともに5勝ずつとがっぷり四つになっている。しかし、13年は名古屋からの出走がなく、名古屋から出走した26頭の成績は【55214】と半数近くが馬券に絡んでいる。10、14、15年は上位を名古屋の馬が独占していることを踏まえても、名古屋の馬には一目置きたい。

“ベテランの強さ”

昨年は3歳馬のワンツーだったが力のある2頭だった。それ以外では8歳以上が直近で3勝と経験豊富なベテランが強さを見せている。

表1馬齢別成績(過去5年)
馬齢 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
3歳 1 1 0 2 25.0% 50.0% 50.0%
4歳 0 1 3 7 0% 9.1% 36.4%
5歳 0 0 0 8 0% 0% 0%
6歳 0 1 2 5 0% 12.5% 37.5%
7歳 1 1 0 7 11.1% 22.2% 22.2%
8歳以上 3 1 0 4 37.5% 50.0% 50.0%

“7枠は外せない”

外枠の好走が目立つ。最も安定感があるのは7枠。【1429】で複勝率は43.8%。5年連続3着以内で、昨年は7枠同士でワンツーフィニッシュを決めたように信頼度は高い。勝利数が最も多いのは8枠。【31114】という成績からも、頭あってヒモなしという色が強い。

表2馬番別成績(過去5年)
1着 2着 3着
2015年 2枠2番 1枠1番 7枠8番
2016年 2枠2番 7枠8番 6枠6番
2017年 4枠4番 8枠9番 7枠7番
2018年 5枠5番 7枠7番 6枠6番
2019年 7枠9番 7枠8番 8枠10番

“名古屋騎手活躍”

笠松の筒井勇介が1勝2着1回。5、6番人気の伏兵で活躍した。あとの4勝は名古屋所属騎手だが、最も活躍しているのは大畑雅章で1勝2着2回だった。また、過去5年の2着は16年筒井以外の4人が名古屋所属、3着は5人とも笠松所属という傾向がある。

表3騎手別成績(過去5年)
騎手 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
今井貴大 1 0 0 1 50.0% 50.0% 50.0%
友森翔太 1 0 0 1 50.0% 50.0% 50.0%
丸野勝虎 1 1 0 1 33.3% 66.7% 66.7%
大畑雅章 1 2 0 2 20.0% 60.0% 60.0%
筒井勇介 1 1 0 3 20.0% 40.0% 40.0%
村上弘樹 0 1 0 0 0% 100.0% 100.0%
藤原良一 0 0 1 0 0% 0% 100.0%
渡辺竜也 0 0 1 0 0% 0% 100.0%
佐藤友則 0 0 2 2 0% 0% 50.0%
藤原幹生 0 0 1 1 0% 0% 50.0%

“1番人気が堅実”

1番人気は【2210】と軸に最適。2番人気は【1103】、3番人気は【1112】と信頼度は下がる。穴では6番人気が【1013】と波乱の主役になっている。また、3着馬は18年10番人気、19年9番人気と2年連続で下位人気の馬が絡んだ。

表4人気別成績(過去5年)
人気 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2 2 1 0 40.0% 80.0% 100.0%
2番人気 1 1 0 3 20.0% 40.0% 40.0%
3番人気 1 1 1 2 20.0% 40.0% 60.0%
4番人気 0 0 0 5 0% 0% 0%
5番人気以下 1 1 3 23 3.6% 7.1% 17.9%

ここに注目

8歳、9歳が勝利をあげているように「高齢馬」が好走している。過去5年で5歳馬は馬券に絡んでおらず、今年は7歳以上が中心になると見込まれる。

(日刊スポーツ編集部)

注記

当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。