データ分析

前回のハイライト

3歳馬のヤマショウブラックが古馬を一蹴した。道中は5番手で前を見ながらの競馬。勝負どころの3角で進出を開始し、直線入り口で1番人気エンパイアペガサスを捉えてゴール。先団に位置取っていたアドマイヤメテオが3着。勝ち時計は2分9秒0。

データ分析

優勝馬は10~12年、そして19年ヤマショウブラックが3歳、14年コミュニティ、17年エンパイアペガサスが4歳と比較的若い牡馬が活躍。実績もさることながら勢いを重視したい。15、16年はナムラタイタンが9、10歳で制覇したが、この馬はJRAで新馬から6連勝し、その後武蔵野Sを制するなど計9勝。岩手転厩後も【12213】の成績を残した。レアケースと考えたい。牝馬は12頭が出走したが、馬券に絡んだのは12年のマイネヴィント(5番人気2着)1頭のみと分が悪い。

“若駒台頭顕著”

ナムラタイタンを除くと直近2回は3歳馬が2着1着と好走している。もともと3歳の出走が少ないが、古馬と戦える若駒が出てきていることが見受けられる。

表1馬齢別成績(過去5年)
馬齢 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
3歳 1 1 0 2 25.0% 50.0% 50.0%
4歳 1 0 1 5 14.3% 14.3% 28.6%
5歳 0 1 1 3 0% 20.0% 40.0%
6歳 0 1 1 4 0% 16.7% 33.3%
7歳 0 1 0 6 0% 14.3% 14.3%
8歳 0 0 1 5 0% 0% 16.7%
9歳以上 2 0 0 5 28.6% 28.6% 28.6%

※18年は開催取り止め

“絶好の5番枠”

過去10年では1番枠が【1125】、5番枠が【2124】、7番枠が【1205】と好成績。中でも5番枠は過去5回で2、3、3、1、1。人気馬が入れば素直に信頼したい。

表2馬番別成績(過去5年)
1着 2着 3着
2015年 6枠6番 7枠8番 5枠5番
2016年 1枠1番 6枠6番 5枠5番
2017年 5枠5番 4枠4番 1枠1番
2018年 開催取り止め
2019年 5枠5番 7枠10番 8枠12番

“坂口と菅原”

坂口裕一は3回騎乗機会があり15、16年で連覇を達成するなど好成績を残している。残る1回は19年の9着で勝率は66%と単独トップ。菅原俊吏も全3戦【1101】をマークしており悪くはない。

表3騎手別成績(過去5年)
騎手 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
坂口裕一 2 0 0 1 66.7% 66.7% 66.7%
菅原俊吏 1 1 0 1 33.3% 66.7% 66.7%
高松亮 1 0 0 3 25.0% 25.0% 25.0%
村上忍 0 1 1 1 0% 33.3% 66.7%
阿部英俊 0 1 0 2 0% 33.3% 33.3%
山本政聡 0 1 2 1 0% 25.0% 75.0%
斉藤雄一 0 0 1 1 0% 0% 50.0%

※18年は開催取り止め

“人気上位好走”

1番人気は4戦中2勝2着2回とパーフェクト連対。2番人気も【2101】と高水準だ。3番人気も【0130】と馬券圏に入る好走ぶり。人気サイドでの決着が多い傾向だ。

表4人気別成績(過去5年)
人気 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2 2 0 0 50.0% 100.0% 100.0%
2番人気 2 1 0 1 66.7% 100.0% 100.0%
3番人気 0 1 3 0 0% 25.0% 100.0%
4番人気 0 0 1 3 0% 0% 25.0%
5番人気以下 0 0 0 27 0% 0% 0%

※18年は開催取り止め

ここに注目

若駒が好走を見せるようになってきたが、バロメーターでもある「人気」に注目だ。

(日刊スポーツ編集部)

注記

当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。