JRAネット投票発売レース 中山 J・GⅠ
2025年12/27(土) 15:00発走
JRA中山競馬場 障4,100m
春の中山グランドジャンプとともに、障害レース界の頂点を決める一戦。当初は日本ダービーに匹敵する中山競馬場の名物競走とすることを目的として創設され、第1回は1934年に実施。これまでに、フジノオー、グランドマーチス、バローネターフ、オジュウチョウサンなどの名ジャンパーが制してきた伝統のレースだ。各馬を待ち受けるのは、障害G1競走の際にしか使用されない2つの大障害(大生垣・大竹柵)。どちらも高さは160cm、幅は200cm以上ある難易度の高い障害で、この2つの障害をいかにこなすかが勝敗を分ける大きなポイントの一つ。全馬完走した後には、スタンドから各馬を讃える拍手が贈られる点もこの競走の特徴だ。
エコロデュエル
エコロデュエル
春の中山グランドジャンプは、残り800mからのロングスパートで圧巻の勝利。競り合うジューンベロシティを力でねじ伏せ、後続に8馬身という決定的な差をつけた。秋初戦の東京ハイジャンプこそ2着に敗れたが、他馬より重い別定62キロを背負っていたし、勝った相手が東京巧者ジューンベロシティだったことを思えば悲観する内容ではない。春の中山グランドジャンプとは異なり、最後の障害を飛んでからゴールまでの距離が長い中山大障害のコースは、無尽蔵のスタミナを誇る本馬にとって絶好の舞台。過去2年は3着、2着とあと一歩で涙をのんだが、心身共に充実期を迎えた今年は大チャンスだろう。
ネビーイーム
ネビーイーム
夏の小倉・ソレイユジャンプSで久々の勝利を飾り、続く阪神ジャンプSも制して連勝。小牧加矢太ジョッキーが熱心に競馬を教え込んできたことが実を結び、課題だった詰めの甘さが解消されてきた印象だ。その後は当初の青写真通り、ここ一本に目標を絞って調整。3ヵ月の休み明けでも仕上がりに不安はない。最後の障害を飛んだ後にフワッとする癖があるので、この馬も最後の直線に障害がない中山大障害のコースの方が合うタイプ。エコロデュエルには春のグランドジャンプで8馬身差をつけられたが、昨年の中山大障害では1馬身差の接戦。展開や乗り方一つで、逆転のシーンがあっても驚けない。
フェーレンベルク
フェーレンベルク
前走の京都ジャンプSは名物「三段跳び」での痛恨の飛越ミスに加え、最終コーナーで大きく外に振られる不利。それでも3着と崩れなかったのは、着実に地力をつけていることの証左だろう。本来は飛越巧者であり、中山の障害コースは過去1着、1着、2着、1着と抜群の相性を誇る。3500m超の距離は初めてだが、スタミナ豊富なタイプで、陣営も「距離延長はプラス」とのジャッジ。エコロデュエル、ネビーイーム、ジューンベロシティらG1常連組と未対戦な点は気になるが、その分、未知の魅力に溢れていると捉えたい。初めてのG1挑戦とはいえ、いきなり上位争いに食い込む資格は十分にあるはずだ。
ジューンベロシティ
ピーターサイト
メイショウアツイタ
ジューンベロシティ
ピーターサイト
メイショウアツイタ
ジューンベロシティは東京で重賞5勝、阪神で重賞1勝を挙げている実力馬。ただ、中山グランドジャンプで昨年2着の実績こそあるものの、中山大障害では過去5着、4着と一息の内容。エコロデュエルに勝った前走内容は立派だが、中山コースでは少々割引が必要だ。ピーターサイトは前哨戦のイルミネーションジャンプSを快勝。最近は少しズブい面が出てきており、長丁場の方がこの馬の持ち味が出るのだろう。テン乗りとなる森一馬騎手がどういう戦法を取るかがレースの展開を大きく左右する。メイショウアツイタは不良馬場の京都ハイジャンプで好走したように、タフな条件で強いタイプ。4000mを超す今回の舞台設定は魅力だ。
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