データ分析 Data Analysis

次世代のトップホースを目指して

2歳馬によるダートグレード競走では唯一のJpnI競走で、文字通り2歳ダートチャンピオン決定戦。暮れの川崎に全国から2歳ダートの強豪が集結する。ここでは過去10年の結果から傾向を探っていく。

1番人気が優勢も、近年は波乱

1番人気は5勝、2着1回、3着2回で、勝率50%、3着内率80%と好成績。しかしながら近2年は馬券にからんでおらず、19年は5→4→9番人気の決着で3連単28万円、20年は2→6→8番人気の決着で9万円と波乱が続いている。1着馬は全て5番人気以内だが、2歳戦らしく6番人気以下も6頭馬券に絡んでいる。[表1]

[表1]単勝人気別成績(過去10年)

単勝人気 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1番人気 5 1 2 2 50.0% 60.0% 80.0%
2番人気 1 4 0 5 10.0% 50.0% 50.0%
3番人気 2 1 2 5 20.0% 30.0% 50.0%
4番人気 0 1 1 8 0.0% 10.0% 20.0%
5番人気 2 1 1 6 20.0% 30.0% 40.0%
6番人気以下 0 2 4 76 0.0% 2.4% 7.3%

近2年連続で地方馬が優勝

JRA7勝、地方馬3勝。3着内馬30頭中20頭がJRA馬で、10頭が地方馬。地方馬では船橋が1勝、2着1回、3着2回と健闘が目立ち、北海道も1勝、3着1回、川崎が1勝。過去10回のうち7回で地方馬が馬券に絡んでおり、特にここ2年は19年ヴァケーション(川崎)、20年アランバローズ(船橋)と、地元南関東勢が勝利を収めている。[表2]

[表2]所属別成績(過去10年)

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
JRA 7 8 5 30 14.0% 30.0% 40.0%
大井 0 0 0 7 0.0% 0.0% 0.0%
川崎 1 0 0 10 9.1% 9.1% 9.1%
船橋 1 1 2 13 5.9% 11.8% 23.5%
浦和 0 1 2 5 0.0% 12.5% 37.5%
地方他地区 1 0 1 37 2.6% 2.6% 5.1%

枠順の有利不利はない

1着馬は1~7番、8~14番からそれぞれ5頭ずつ。3着内馬30頭で見ても、1~7番が16頭、8~14番が14頭。スタートして最初のコーナーまでが長いこともあって、枠順による有利不利はほとんどないフラットなコース。[表3]

[表3]3着以内馬の馬番(過去10年)

11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年
頭数 12頭 14頭 13頭 14頭 11頭 14頭 13頭 14頭 13頭 14頭
1着 11 3 9 7 6 1 9 12 2 11
2着 6 5 4 9 10 14 8 5 1 10
3着 4 9 3 6 5 4 11 11 12 6

注記:13年は5番競走除外。15年は4番出走取消。17年は10番競走除外。

JBC2歳優駿、兵庫ジュニアグランプリが好ステップ

前走レース別で見ると、JBC2歳優駿JpnIII(旧・北海道2歳優駿)組が3勝、2着2回、3着1回で計6頭と最も多く馬券に絡んでいる。次に多いのが兵庫ジュニアグランプリJpnIIで1勝、2着2回、3着2回で計5頭。昨年はハイセイコー記念組の連対馬がそのまま1、2着となった。

逃げ馬に妙味あり

逃げ切り勝ちは20年のアランバローズを含め2回あり、10回中6回で逃げた馬が馬券に絡んでいる。その6頭は2~5番人気で、人気の盲点となるケースも。6頭のうち3頭が地方馬だったことから、積極策に出そうな地方馬は狙える。

勝つのはこういう馬!

戦歴が浅い2歳戦は力の比較が難しく、印象的なレースをした馬が過剰人気になることもあって勝ち馬を絞るのは難しい。ただしJRA馬7勝のうち、1番人気4頭、3番人気2頭で、『3番人気以内のJRA馬』は勝つ可能性が高い。また近年の傾向から『地方の逃げ馬』は馬券的な妙味も含めて狙い目だ。

(栗田 勇人)

過去20年の所属別成績

  • 1着

  • 2着

  • 3着

注記

当ページの情報は、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。