データ分析 Data Analysis

川崎競馬伝統の大一番

川崎競馬場の2100mで行われるJpnI競走。2023年までは1月末または2月初旬に行われていたが、ダートグレード競走の体系整備に伴い、24年から4月に移設された。この点に留意しつつ、過去10年の傾向をデータから紐解いていく。

信頼できるのは1番人気のみ

1番人気は4勝し、連対率8割かつ3連対率9割だから、期待には応えていると言える。ところが、2~5番人気は全て連対率は2割と差がなく、信頼して良いのは1番人気だけと言って良いだろう。実際、過去10年で3連単万馬券が半数の5回、平均配当は38,764円だから、決して堅いレースとは言えない。1番人気以外は、人気を鵜呑みにすることなく中身重視で狙いを定めるべきだ。[表1]

[表1]人気別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1番人気 4 4 1 1 40.0% 80.0% 90.0%
2番人気 1 1 1 7 10.0% 20.0% 30.0%
3番人気 2 0 5 3 20.0% 20.0% 70.0%
4番人気 1 1 1 7 10.0% 20.0% 30.0%
5番人気 1 1 1 7 10.0% 20.0% 30.0%
6番人気以下 1 3 1 60 1.5% 6.2% 7.7%

南関東勢の台頭に注目

過去10年の全体的な傾向では、JRA勢が優勢ではある。しかしながら、2020年以降の6年間では23年を除き毎年、それまで馬券絡みすらなかった南関東所属馬が1頭ずつ2着以内に入っていることは見逃せない。その人気は全て4番人気以下で、馬券に絡んだ5回のうち4回が3連単万馬券。南関東勢から活躍の可能性を探り当てることが、高配当ゲットにつながりそうだ。[表2]

[表2]所属別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
JRA 8 7 10 34 13.6% 25.4% 42.4%
南関東 2 3 0 40 4.4% 11.1% 11.1%
その他 0 0 0 11 0.0% 0.0% 0.0%

高齢馬にも要注意

5歳と7歳が4勝。しかし3着内率で見ると、むしろ良いのは7歳馬だ。とりわけ4月に時期が移った近2年は、2024年が7歳のライトウォーリアが勝利、25年は8歳のメイショウハリオが勝って、7歳のディクテオンが2着と、高齢馬の活躍が目立った。逆に4歳馬は、同じ近2年で24年セラフィックコールが5着、25年サンライズジパングが3着と、それぞれ1番人気に推されながらも勝利を逸しており苦戦。若い馬より高齢の馬により重きを置くべきレースと言えそうだ。[表3]

[表3]年齢別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
4歳 0 1 4 7 0.0% 8.3% 41.7%
5歳 4 1 2 17 16.7% 20.8% 29.2%
6歳 1 5 1 15 4.5% 27.3% 31.8%
7歳 4 2 2 16 16.7% 25.0% 33.3%
8歳以上 1 1 1 30 3.0% 6.1% 9.1%

前走GI/JpnI入着が王道

前走種別では、前走がGI/JpnIだった馬が7勝、2着6回と断然の成績。このルートが文字通りの“王道”と言える。馬券絡みを果たした16頭中14頭がその前走で5着以内に入っており、出ているだけでなく入着程度の成績は収めていることが必要だ。当レースの施行時期が4月に移り馬のローテーションは変わったが、それでも昨年2025年には、JRA所属馬のうち2頭しかいなかったGIからの転戦馬メイショウハリオ(前走フェブラリーS・6着、当レース1着)とサンライズジパング(同2着、当レース3着)がしっかりと馬券絡みを果たしており、いまのところ傾向は変わっていないと見ていいだろう。[表4]

[表4]前走別成績(過去10回)

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
GI/JpnI 7 6 3 21 18.9% 35.1% 43.2%
GII/JpnII以下DG競走 1 2 4 18 4.0% 12.0% 28.0%
JRAその他 1 0 3 10 7.1% 7.1% 28.6%
地方重賞 1 2 0 16 5.3% 15.8% 15.8%
地方その他 0 0 0 20 0.0% 0.0% 0.0%

勝つのはこういう馬!

5歳以上で、前走GI/JpnIで入着以上の成績を収めている馬。1番人気に推されるならなお良く、高齢でも気にせず狙いたい。

(文・坂田 博昭)

過去20年の所属別成績

  • 1着

  • 2着

  • 3着

注記

当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。