
レースの見どころ
JpnⅠに格上げされてから今年で3年目を迎える。トリグラフヒルの出走取消はひじょうに残念ではあるが、今年も好メンバーが揃った。ここまで2年間の3着以内に入った6頭は、いずれも前走が雲取賞または京浜盃で掲示板圏内だった。重賞出走歴は勿論のこと、クラシック本番に向け程よく伸びしろを残してきた馬達が戦果を挙げている印象だ。ここまで雲取賞、京浜盃といずれもJRA勢が上位を占めたように、今年はJRA勢が優勢で、3強による首位争いと見ていいだろう。

上がり3ハロンはレース最速の37秒1。番手抜け出しの横綱相撲でブルーバードカップ覇者フィンガーを寄せ付けなかった京浜盃は、過去10年で3番目に速い勝ちタイム。秀逸な内容と言っていい。ポインセチアステークスではUAEダービーの勝ち馬ワンダーディーンに勝利。その能力は世代屈指のものがある。追い切りでは時計が出るタイプではなく、これだけ順調に乗り込めていれば仕上がりに関して不安はない。ダート転向後、3連勝でまずは一冠目を奪い取る。

◎と同じような番手抜け出しの取り口で雲取賞を制したのがこの馬。上がり3ハロンもレース最速の37秒1とまったく同じ数字。こちらは2着馬とクビ差の接戦だったが、終始、直後でマークされる厳しい展開のなか、抜群の勝負根性で最後まで抜かせなかった勝ちっぷりは、着差以上にインパクトが大きかった。世界的名馬フォーエバーヤングでお馴染みの矢作厩舎&坂井瑠星騎手のタッグ。大井コースは知り尽くしており、当然、逆転するシーンは考えられる。

前哨戦では離された2着に終わったものの、スムーズに捌けた勝ち馬に展開が向いた印象があり、この馬自身、前走比10kg増の馬体重と、やや余裕残しの仕上げであった。デビューから6戦して連対パーフェクト。競馬場や距離を問わずに力を出し切れる安定感は魅力たっぷりだ。ダートグレードレースに格上げされてからの2年はともにJRA美浦所属馬が優勝しており、今年はこの馬1頭だけ。1800mへの距離延長を追い風に首位争いに参戦する。
提供 競馬ブック 善林 浩二
注記
当ページの情報は、4月28日(火)17時現在のものです。
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。