
春のダートマイル頂上決戦
フェブラリーステークスGIに続く国内ダート1600mのビッグレース。昨年はシャマルが連覇を達成。過去にもエスポワールシチーとコパノリッキーが3勝するなどリピーターの活躍も多い。ここでは2016~25年の過去10回の結果から傾向を見ていく。
船橋のカジノフォンテンが勝利した2021年を除けば、JRAの栗東が9勝と圧倒。2・3着に目を向けても栗東以外は16年2着のソルテ(大井)、25年3着のコスタノヴァ(JRA美浦)のみ。地方馬で連対した前記2頭は、カジノフォンテンが同年1月の川崎記念JpnIを制覇。ソルテは南関東で重賞6連勝中と、ここで好走しても驚けない成績を残していた。いずれにしても馬券の中心は栗東ということになる。[表1]
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
| JRA栗東 | 9 | 9 | 9 | 23 | 18.0% | 36.0% | 54.0% |
| JRA美浦 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
| 南関東 | 1 | 1 | 0 | 35 | 2.7% | 5.4% | 5.4% |
| 上記以外 | 0 | 0 | 0 | 18 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
ひと目で分かるのが2番人気の好成績と1番人気の不振だろう。ここまで傾向がはっきりしているのも珍しく、1番人気が最後に勝利したのは2010年エスポワールシチー。09年に2番人気で制しており、3連覇を期待された11年も1番人気の支持を集めたが3着。12年は3番人気に甘んじたものの、見事に当レース3勝目を手にした。勝てない1番人気に対して2番人気は強さが際立っており、過去5回で4勝。また、5番人気は勝ち星こそないが、2着6回と優秀な連対率を誇っている。[表2]
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
| 1番人気 | 0 | 1 | 3 | 6 | 0.0% | 10.0% | 40.0% |
| 2番人気 | 7 | 0 | 0 | 3 | 70.0% | 70.0% | 70.0% |
| 3番人気 | 1 | 0 | 4 | 5 | 10.0% | 10.0% | 50.0% |
| 4番人気 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
| 5番人気 | 0 | 6 | 1 | 3 | 0.0% | 60.0% | 70.0% |
| 6番人気以下 | 2 | 3 | 1 | 58 | 3.1% | 7.8% | 9.4% |
舞台は東京から船橋に替わるが、同じ左回りの1600mなだけに前走フェブラリーステークスGIが全体出走数の3割強を占め、勝率・連対率・3着内率も、その他を大きく上回っている。ただ、2021年以降の勝ち馬では、23年メイショウハリオだけが前走フェブラリーステークスGI。24・25年に連覇を決めたシャマルは2年ともに黒船賞JpnIII、22年のショウナンナデシコはマリーンカップJpnIII(当時4月実施)と、ともに別のダートグレードを勝利しての参戦だった。近年、フェブラリーステークスGI組は2着までということが多くなっている。[表3-1][表3-2]
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
| フェブラリーS | 6 | 5 | 8 | 20 | 15.4% | 28.2% | 48.7% |
| その他 | 4 | 5 | 2 | 64 | 5.3% | 12.0% | 14.7% |
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
| フェブラリーS | 1 | 3 | 4 | 13 | 4.8% | 19.0% | 38.1% |
| 黒船賞 | 2 | 0 | 0 | 2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
| その他 | 2 | 2 | 1 | 32 | 5.4% | 10.8% | 13.5% |
前項でも触れたが、同年のフェブラリーステークスGI勝ち馬は不思議と勝利を挙げられておらず、【0-1-2-4】。25年・1番人気コスタノヴァは同レースから連勝を狙ったが、3着に敗れた。また、25年の2着馬ウィリアムバローズは同レースで13着に大敗していた。[表4]からもフェブラリーステークスGIの着順を絶対視することはできず、舞台替わりでの巻き返しが十分に狙える形となっている。
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
| フェブラリーS・1着 | 0 | 1 | 2 | 4 | 0.0% | 14.3% | 42.9% |
| フェブラリーS・2〜5着 | 2 | 3 | 5 | 5 | 13.3% | 33.3% | 66.7% |
| フェブラリーS・6着以下 | 3 | 3 | 2 | 12 | 15.0% | 30.0% | 40.0% |

3着以内の大部分を占めるJRA栗東が馬券の中心。また、7勝と強さを見せる2番人気も必ず抑えておくべきだろう。また、同年のフェブラリーステークスGI組は着順不問で大きな変わり身もある。近年は前走でその他のダートグレードを勝利した馬が好成績。地方馬で制した21年カジノフォンテンは、京成盃グランドマイラーズを勝ってここに挑んでいた。
(文・スポーツ報知・浅子祐貴)

1着
2着
3着
注記
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