
レースの見どころ
定量戦で純粋な力の勝負が見られる上半期最強古馬牝馬の決定戦。5月に移動して3回目の今年は8頭立てと寂しいが、JRA勢は現時点での実力最上位馬が集結し難解。過去の勝ち馬にはアメリカ・BCディスタフを制するマルシュロレーヌを始め、秋のJBCレディスクラシックで上位争いを繰り広げる名牝を多数輩出。近10年1番人気馬は馬券圏内という抜群の安定感を誇る。頭数含め大荒れはないか。

なかなかスタートは安定せず取りこぼしも多いが、牡馬一線級相手に健闘と言える近走を評価したい。チャンピオンズカップは直線猛追の1秒差7着。前走川崎記念も前残りの馬場で苦しい中5着ディクテオンと0秒4差と差のない走り。昨年の勝ち馬でコース相性の良さも他を圧倒する。定量55キロなら負けられない。

こちらも関東オークス勝ちでコース不安はない。前走兵庫女王盃ではゆったり中団で構えて折り合いに専念。勝負どころとなれば一気に動いて早め先頭のプロミストジーンを射程圏に捕え、直線は素晴らしい瞬発力を発揮し重賞2勝目。牝馬らしいキレ味もかなりの武器で、フレッシュ4歳、成長力はメンバー随一。

JRAでは3勝クラス止まりでも、南関東転入初戦のクイーン賞ではいきなり2着好走。当時、勝ち馬テンカジョウと斤量は5キロ差があり、今回定量戦で同斤量でどうかだが、前走名古屋遠征でもきっちり勝ち切り地方の馬場への適性を確かなものに。勢いなら上位馬とヒケを取らず、ここの結果次第では今後ダートグレードで主役を張れる逸材。

プロミストジーンはダートグレードのマリーンカップ3着はこれまで通り後方から脚を伸ばすかたちで結果を出したが、2走前武豊騎手とのコンビでゲート改善、先行脚質にコンバート。前走は逃げ馬が故障で早め先頭で目標になる誤算も粘りは見事。小回り川崎なら一発も。血統に反して距離歓迎のアピーリングルックは牡馬相手に名古屋大賞典でレコード勝ち。戸崎騎手への乗り替わりも不気味。ここに入ると一枚落ちは否めないレイナデアルシーラだが、脚質は魅力。母・姉ともに川崎で重賞勝ちと血の後押しもある。
提供 日刊競馬 鈴木 宏哉
注記
当ページの情報は、5月12日(火)17時現在のものです。
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