
上半期のダート総決算
大井2000mを舞台にした上半期のダート総決算。マイルから中距離で国内外を問わず走ってきた実力馬が集結する。勝ち馬には、その時代を彩ったビッグネームがずらりと並ぶ。ここでは2016~25年の過去10回の傾向を探っていく。
9勝を含む連対16回のJRA栗東が数字の上では圧倒しているが、出走延べ58頭と多数。対して勝利数では大きく劣るJRA美浦だが、延べ9頭の出走で3着内率は66.7%と高確率で馬券圏内に食い込んでいる。美浦が出走していたのは2016、17、18、20、24、25年の6回で、そのうち4回は3着以内に好走。栗東の上位独占は17、20、22、23年の4回となっている。また、南関東による2・3着各1回は、JRA在籍時にGI/JpnIを制していたノンコノユメ(大井)。当レースで好走するには、厳しいハードルが待ち構えている。[表1]
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
| JRA栗東 | 9 | 7 | 6 | 36 | 15.5% | 27.6% | 37.9% |
| JRA美浦 | 1 | 2 | 3 | 3 | 11.1% | 33.3% | 66.7% |
| 南関東 | 0 | 1 | 1 | 50 | 0.0% | 1.9% | 3.8% |
| 上記以外 | 0 | 0 | 0 | 12 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1番人気は2015年ホッコータルマエを最後に、24年まで9連敗を喫していたが、昨年はミッキーファイトが勝利した。上位5番人気までは、満遍なく好走している印象を受けるが、単勝10.0倍以上での勝利は22年メイショウハリオ(5番人気・19.2倍)しかない。10万円超えの大波乱となった21年を除く馬連複の平均配当は1256円で、1000円以下も5回。基本的には上位人気で決まる堅めの傾向と言えそうだ。[表2][表3]
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
| 1番人気 | 1 | 4 | 2 | 3 | 10.0% | 50.0% | 70.0% |
| 2番人気 | 3 | 1 | 2 | 4 | 30.0% | 40.0% | 60.0% |
| 3番人気 | 2 | 1 | 1 | 6 | 20.0% | 30.0% | 40.0% |
| 4番人気 | 1 | 2 | 1 | 6 | 10.0% | 30.0% | 40.0% |
| 5番人気 | 2 | 1 | 1 | 6 | 20.0% | 30.0% | 40.0% |
| 6番人気以下 | 1 | 1 | 3 | 76 | 1.2% | 2.5% | 6.2% |
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
| 1.0~4.9 | 6 | 5 | 4 | 12 | 22.2% | 40.7% | 55.6% |
| 5.0~9.9 | 3 | 4 | 2 | 8 | 17.6% | 41.2% | 52.9% |
| 10.0以上 | 1 | 1 | 4 | 81 | 1.1% | 2.3% | 6.9% |
2021年テーオーケインズ、22年メイショウハリオ以外の勝ち馬8頭には、当レースまでに大井2000mのGI/JpnIで3着以内があった。18年ゴールドドリーム以外が連対していたことを踏まえても、2着までの実績は欲しいところ。また、同舞台のGI/JpnIで馬券に絡んだ実績なしで勝ったテーオーケインズとメイショウハリオは、同年にJRA重賞を制しており、近走での勝利歴も重要。ひとつの目安として覚えておきたい。
勝ち馬の前走は[表4]の4項目のいずれか。かしわ記念JpnIが4勝で、400mの距離延長に対応して結果を残している。平安ステークスとアンタレスステークスのJRA・GIIIも有力なステップになっているが、傾向は明確に分かれている。平安ステークスGIII組は5、3、3着からの臨戦で勝利しているのに対し、アンタレスステークスGIII組は2頭とも勝利して挑んでいた。該当する馬が出走していれば要チェックの存在。2年前から5月に移行した名古屋グランプリJpnII組は、2024年がディクテオン(9番人気)、25年はノットゥルノ(5番人気)と人気薄ながら2年連続で3着馬を送り出している。
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
| かしわ記念 | 4 | 1 | 1 | 8 | 28.6% | 35.7% | 42.9% |
| 平安S | 3 | 4 | 0 | 12 | 15.8% | 36.8% | 36.8% |
| アンタレスS | 2 | 0 | 1 | 1 | 50.0% | 50.0% | 75.0% |
| 海外重賞(UAE・サウジ) | 1 | 3 | 3 | 8 | 6.7% | 26.7% | 46.7% |

JRA馬で、大井2000mのGI/JpnI実績が重要。ただし前年東京大賞典GIの覇者は延べ6頭の出走で2019年オメガパフュームの1勝となっているのは気になるデータ。
(文・スポーツ報知・浅子祐貴)

1着
2着
3着
注記
当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。