
牝5 JRA 辻哲英厩舎 通算14戦6勝
父:パイロ
母:ブライトリビング
母の父:ワイルドラッシュ

前走のエンプレス杯(JpnII)はクイーン賞(JpnIII)以来、約3カ月ぶりの競馬。中間は坂路とウッドチップコースで乗り込まれ、馬体重は前走比マイナス5キロの489キロ。前々走のクイーン賞(JpnIII)がプラス11キロの494キロと過去最高馬体重だっただけに、戻して来て良くなったかと思えたが、やはり少し間があった影響があったか、好位を追走するも失速して5着に敗れた。叩かれて今回は2度目の川崎競馬場になる点は追い風で、牡馬の骨っぽいところを相手に名古屋大賞典(JpnIII)を勝利した実力は軽視出来ない。「名古屋は斤量差の恩恵があったけど、力は示してくれましたね」と辻哲英調教師。今回は久しぶりの1600メートルが鍵だが、GIトレーナーの手腕に期待したい。
(平松 さとし)
牝3 JRA 大橋勇樹厩舎 通算5戦2勝
父:ルヴァンスレーヴ
母:タマモエルドラド
母の父:ゴールドアリュール

新馬勝ち直後のJBC2歳優駿では馬場入りで気難しさを見せたうえ、出遅れなどがありながらも追い比べを制して重賞制覇。全日本2歳優駿でも出遅れたが、ゴール前は急追し僅差の2着。今年は結果が出ていないが前々走は馬体減が響き、前走は行きっぷりがひと息で、道中の急激なペースアップにも苦労。結果的に上位3頭は先行した馬とインを立ち回った馬で、終始外を回ったロスもあった。今回は初の年長馬相手だが、斤量52kgに加え実績ある舞台。瞬発力勝負よりは上がりがかかる展開が合う可能性もあり、距離短縮でペースが流れることがプラスに出るようなら変わり身があっても。短い間隔で再度の輸送になるだけに当日の馬体重は注視したい。
(競馬ブック・森田昌樹)
牝5 JRA 渡邊薫彦厩舎 通算18戦6勝
父:マジェスティックウォリアー
母:ミトス
母の父:エンパイアメーカー

オープン特別2勝。スピードを生かす競馬でダートの1200mで3勝、1400mで3勝を挙げているが、1700mの吾妻小富士Sで2着に踏ん張り、中距離までならこなすスタミナも備えている。揉まれ弱い面が課題で、砂を被ったりした時の脆さも同居するタイプ。14着に惨敗した3走前の大和Sがまさにそんな競馬だった。半面、揉まれずに自分の形に持ち込めた時は渋太い。内枠が懸念された前走の栗東Sではハイペースで飛ばし、4角では後続を2馬身ほどリード。揉まれない形で2着馬の猛追をクビ差凌いだ。地方交流は初参戦だが、1600mなら難なく先手が取れそうで、マイペースが可能。左回りは中京で2、3、3着、新潟の3勝クラスを勝った実績があり、なんら心配はない。
(研究ニュース・日比野正吾)
牝5 JRA 田島俊明厩舎 通算17戦6勝
父:ダンカーク
母:ライトリーチューン
母の父:マンハッタンカフェ

直前は17着に大敗しているが、芝のGIのヴィクトリアマイルなので、相関性は薄く、今回、一変があっても不思議ではない。中間は瀬口ファームに放牧されたが、6月中旬には帰厩し、ここを目標に乗り込まれている。久しぶりのダート戦だが、デビュー当初の下級条件ばかりといえ、5戦1勝、2着3回、4着1回と掲示板を外してはいない。「今回は重賞なので、当時と相手が違うのは承知しています。ただ、ダート戦は先行力が必要なので、そのあたりでカバーしてくれることを期待しています」と田島俊明調教師。実際、函館スプリントS(GIII)をレコードで制するなど、スピードに関しては一流だ。距離に関しても「ベストは短距離ですが、小回りコースなのでスンナリ行ければこなしてくれると期待しています」と調教師は続けた。
(平松 さとし)
牝4 川崎 内田勝義厩舎 通算13戦5勝
父:ナダル
母:ホーリーレジェンド
母の父:アイルハヴアナザー

昨年のニューイヤーカップを制し、その後の桜花賞でも2着に好走。秋以降は差す競馬で園田の楠賞、東京シンデレラマイルを連勝し、地方の牝馬ではトップクラスの能力を示している。前走のしらさぎ賞は4着に敗れたが、一番重い別定57キロを背負いながら0秒4差まで迫る末脚を披露。矢野貴之騎手は「前走は枠順で外々を回らされる感じになったし、スタンド前と4コーナーで外へ振られる不運が重なってしまった。斤量泣きをするかなと思ったけど、本当に頑張ってくれたし、牝馬同士なら上位の力はあると思う」と語る。2走前のJpnIIIクイーン賞は初めての古馬牝馬ダートグレード挑戦で5着。地元川崎コースは3戦2勝と相性が良く、展開ひとつで上位進出は十分に可能だろう。
(サンケイスポーツ・菊池敬太)
牝7 浦和 小澤宏次厩舎 通算31戦11勝
父:ダノンレジェンド
母:ブラックショコラ
母の父:サウスヴィグラス

地元浦和の1400メートルは13戦8連対と適性の高さを示し、4月のしらさぎ賞で2年ぶりの白星。前走のプラチナカップはスムーズに先行できず、小澤宏次調教師は「牡馬相手で展開もきつかった」と振り返る。約1年半ぶりの川崎遠征で、ダートグレードは昨年のJpnIIIテレ玉杯オーバルスプリント以来の挑戦となるが、「地元浦和に良績があるので、川崎のコース適性が不安ですが、牝馬限定だったら先行できると思うし、年齢を重ねて成長しているから大丈夫だと思う。JRA勢が相手なので、いかに自分のリズムで運べるかですね」とトレーナー。操作性の良さと勝負根性が持ち味なだけに、先行する自分の形に持ち込めれば上位に加わる力はあるはずだ。
(サンケイスポーツ・菊池敬太)
牝6 浦和 小久保智厩舎 通算18戦4勝
父:Justify
母:ノットナウキャロライン
母の父:Tapit

JRA在籍時に3勝をマークし、浦和に転入初戦となった準重賞・ティアラカップを快勝。続く重賞初挑戦のしらさぎ賞は4番手からしぶとく脚を伸ばして半馬身差の2着に入り、地方の水は合っている印象だ。「前走は少し出負けしたのが痛かったですね。その後は内々をさばいて、いいポジションに付けられました。直線では勝ち馬に迫ってかわせるかなと思ったけど、併せたら相手が伸びましたね。スタート以外はいい内容でした」と野畑凌騎手。JRA在籍時に1800メートル勝ちの実績から1600メートルに延びても不安はなく、浦和でのレースぶりから小回りの川崎コースでも対応可能だ。初めてのナイター競馬に戸惑わなければ、JRA馬が相手に力強い走りが期待できる。
(サンケイスポーツ・菊池敬太)
牝4 船橋 川島正一厩舎 通算14戦6勝
父:ニューイヤーズデイ
母:スリーメロディー
母の父:ネオユニヴァース

東京2歳優駿牝馬、ユングフラウ賞、桜花賞と重賞3連勝を飾り、JpnII関東オークスではJRA馬相手に3着と健闘。ひと夏を越したJpnIIIマリーンカップは関東オークスの勝ち馬メモリアカフェにリベンジを果たし、成長が感じられる内容だった。ここ4戦は強敵が相手で自分のリズムで先行できず、前走のプラチナカップでは9着。「前走は牡馬相手で自分の競馬ができず、展開も向かなかった。今回は牝馬同士だからね。距離が延びるのはいいし、積極的に先行する自分の競馬をしてほしい。1度使って状態は上がっているし、もう1度重賞を勝たせてあげたい」と川島正一調教師は期待を込める。今回も同型との兼ね合いがポイントになるが、主導権を握った際はしぶとい粘り腰を発揮するだけに、ダートグレード勝ち馬として侮れない存在だ。
(サンケイスポーツ・菊池敬太)
注記
当ページは、7月3日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。