名金沢競馬場 ダ1,500m あての木賞
2021年12月23日(木)15:55発走
金沢の若駒たちに注目
2歳馬による準重賞競走
プレミアムQUOカードキャンペーン 対象レース 詳しく見る 無料LIVE視聴できる!

データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
2番人気のフューリアスが好位追走から抜け出し快勝。高橋俊之厩舎は2011年アルドラ以来、久々の勝利。前走の金沢ヤングチャンピオン(3着)から適距離に戻り、速力を発揮した。1番人気のサブノタマヒメは2着。デビューから6連勝で重賞2勝したが、前走の金沢ヤングチャンピオン(2着)に続き惜敗。3着は3番人気のキラメキビジョン。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく(2017年は競走取り止め)。
データ分析
あての木賞は2歳準重賞で、翌年の3歳重賞路線に結び付く重要な競走だ。2020年優勝馬フューリアスは北日本新聞杯、サラブレッド大賞典で2着好走。2着馬サブノタマヒメはノトキリシマ賞を勝利した。昨年の1~3着馬は前哨戦の金沢ヤングチャンピオン(重賞)に出走。着順は3、2、8着だったが、1着アイバンホー(門別競馬から移籍)不在の一戦で好結果を出した。メンバーレベルが高い重賞で揉まれた経験は必要だ。
(1)1~3番人気が上位独占
1~3番人気が9勝、2着7回、3着7回で勝率33.3%、3着内率85.2%。4番人気以下は0勝、2着2回、3着2回で3着内率6%。1~3番人気が上位独占し、波乱要素はない。ただし、1~3番人気は実力が拮抗し、2番人気4勝、3番人気3勝。2020年は2番人気フューリアス(単勝4.9倍)が断然1番人気(単勝1.2倍)サブノタマヒメを破った。キャリアの浅い2歳同士の対戦で人気ほどの力量差はない。2、3番人気を単勝で狙う手はある。
成績データ
(2)6~8枠が断然有利
6~8枠が7勝、2着3回、3着5回で勝率14.6%、3着内率31.3%。2019年8枠カガノホマレ、2020年6枠フューリアスが外枠から先行して優勝。一方、1、2枠は0勝、2着0回、3着1回で3着内率5.6%。2018年は1番人気チジョウノホシ(単勝オッズ1.5倍)が5着敗戦。外枠有利の傾向は強く、1、2枠の人気馬は評価を下げたい。ただし、3枠は1勝、2着3回、3着1回と3着内率55.6%。内外の動向を見ながら競馬ができるのが好材料だ。
成績データ
(3)黒木豊、高橋俊之調教師に注目
黒木豊調教師が2勝、2着2回、3着1回で勝率22.2%、3着内率55.6%。高橋俊之調教師が2勝、2着1回、3着2回で勝率18.2%、3着内率45.5%。この2厩舎が好成績。過去10年で9度金沢リーディングトレーナーを獲得した金田一昌調教師は1勝、2着3回、3着1回で勝率5%、3着内率22.7%。2019年3頭出走し1番人気ドンナフォルテ3着、2020年3頭出走して1番人気サブノタマヒメの2着が最高着順。2016年ヴィーナスアロー(1番人気)以来、勝利がない。
成績データ
(4)1~3番人気の牡馬は信頼抜群
牝馬が6勝、2着5回、3着4回で勝率8.7%、3着内率21.7%。1番人気で2勝、2着2回、3着1回で勝率25%、3着内率62.5%。2020年は1番人気サブノタマヒメ(単勝オッズ1.2倍)が56キロで2着。実績豊富な牝馬は斤量を背負うだけに取りこぼしに注意。 牡馬が3勝、2着4回、3着5回で勝率12.5%、3着内率50%。1~3番人気なら3勝、2着3回、3着5回で勝率27.3%、3着内率100%。1~3番人気の牡馬は安定感抜群だ。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

地方競馬無料LIVE中継

地方競馬全レースを無料でLIVE配信中!!
配信サイトはこちらから

地方競馬ライブ
画像