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スタート後に逸走し落馬をしたデビュー戦後に立て直してからは着実な上昇。10月19日のくろゆり賞はアタマ差の2着惜敗も、新馬・認定と連勝中だったエヴォラとの先行争いが最後に影響したもので、負けて強しの内容。マイペースで行けた次走・認定トパーズ賞はスターフジサン(重賞3・2・3着)にリベンジの6馬身差圧勝。この強さや走破時計は間違いなく金沢トップクラス。期待された次走・金沢シンデレラCは若干連戦の疲れも感じた上にハイペース逃げで押し切ったボサノヴァが強かったことで4着と人気を下回ったが、その後は立て直して限定戦のここに照準。相手も楽になるここは先行押し切りが濃厚。
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デビュー2戦目で変わり身を見せての勝利後はトップ戦線へ。勝ち切れてはいないものの、好位~中団から堅実な走りで崩れていない。使いつつ気持ちの面や馬体面も安定してきて、ここ2走の金沢シンデレラC、金沢ヤングチャンピオンは道中ジッとして3コーナー以降の脚に賭けたことで末脚の威力も増しており、同じ善戦止まりでも着差やレース内容は上向き。スーパーバンタムに先着した0秒4差だった前々走のような厳しい流れは見込めない顔ぶれになるが、ここに向けて至って順調な様子で、見た目にも疲れや変調は感じない。力関係的にも自在な立ち回り的にも、まず大崩れは考えられない状況。
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半姉は石川ダービー馬ロンギングルック、そして全兄が兵庫時に3歳重賞2勝・兵庫ダービーとダービーGP2着と活躍したクリノヒビキ。その血統通り、デビュー前から非凡な素質が垣間見せている素質馬。新馬戦は圧勝したものの、まだ幼くて諸々のコントロールに課題が残る中での使い出しだっただけに相手強化後は足踏み状態だが、スタートは改善しており、レース運び自体は一戦毎に上達。現状の折り合い面を思うと前走の1700㍍は厳しかったが、当日に馬体さえ維持できていれば、限定戦で相手が楽になり距離短縮のここは上位争い必至。
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新馬戦2着後の大敗続きは、気性的に幼く、線も細くて力が付き切っていなかったから。使いつつ着実な上昇を見せて、2組戦に組まれた3走前以降はレースの流れにも乗れるようになって走破時計も短縮しての着順アップ。相手が強くなるここが試金石ではあるが、重賞・認定戦で大敗時とは馬が違う。今なら食い下がることができる。人気が予想される3頭以外には上回るはず。
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