名古屋競馬場 ダ2,500m 名古屋グランプリ
2021年12月23日(木)15:50発走
器用さと先行力も問われる
ダートグレード最長の2500m戦
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データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
1番人気のマスターフェンサー(JRA)が2周目4コーナーで先頭に立ち、2馬身差完勝。マーキュリーカップ(盛岡)、白山大賞典(金沢)に続き、ダートグレード競走3連勝を決めた。2番人気のロードゴラッソ(JRA)が中団から伸びて2着。6番人気のダイシンインディー(JRA)が3着に逃げ粘った。JRA勢が1~3着を独占した。
データ分析
ダートグレード競走で最長距離の2500mで行われる。第1回の2001年は地方所属馬ミツアキサイレンスが勝ったが、その後はJRA所属馬が19連勝。12月9日時点でJRA所属馬は2020年日本テレビ盃優勝馬ロードブレス、今年の浦和記念3着馬ヴェルテックス、芝GII2勝馬ダンビュライトなどが選定された。また、地方・他地区所属馬では、ホッカイドウ競馬3歳3冠を達成したラッキードリーム、今春の金盃(大井2600m)を9馬身差圧勝したマンガン、2018年佐賀記念優勝馬ルールソヴァール(北海道)などが選定された。出走すれば中央馬とも互角に戦える魅力的な布陣だ。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく。
(1)充実期の4歳馬が活躍
4歳馬が3勝、2着1回、3着3回で勝率18.8%、3着内率43.8%。2020年マスターフェンサーは重賞3連勝で名古屋グランプリ優勝。充実期を迎えた4歳馬が活躍する。3歳馬は2勝、2着1回、3着3回で勝率13.3%、3着内率40%。2019年デルマルーヴルが兵庫ジュニアグランプリ以来、重賞2勝目。JpnI2着2回の実績があり、軽量54キロを生かした。2018年チュウワウィザードも3歳時に54キロで重賞初制覇。のちのGI/JpnI3勝馬が出世の糸口を掴んだ。
成績データ
(2)栗東所属馬が断然有利
栗東所属馬が8勝、2着10回、3着4回で勝率19.5%、3着内率53.7%。そのうち、栗東ウッドチップコースで直前追い切りを行った馬が6勝。ダートグレード競走では最長距離を誇るダート2500m戦。栗東ウッドチップコースでは実戦を想定したマラソントレーニングを行う。6ハロンから追い切り、スタミナ強化。上がり重点の調整で末脚を磨き、ラスト1ハロン12秒前半にまとめる。[4ハロン51-52秒台、3ハロン37-38秒台、1ハロン12秒前半]が好走時計だ。
成績データ
(3)1番人気は単勝オッズ1倍台
1番人気が3勝、2着2回、3着4回で勝率30%、3着内率90%。単勝オッズ1.8倍以下なら2勝、2着1回、3着2回で勝率40%、3着内率100%。1番人気で凡走したのは2012年5着トリップ(単勝オッズ2.4倍)だけ。弥生賞2着、ジャパンダートダービー2着の実績はあったが、ダートで勝ち星がなく、菊花賞(16着)、武蔵野S(7着)の臨戦過程も向かなかった。単勝オッズ1倍台の1番人気なら連軸候補として信頼できる。
成績データ
(4)7、8枠が圧倒的優位
7枠が4勝、2着1回、3着3回で勝率21.1%、3着内率42.1%。2020年は7枠10番マスターフェンサー1着(1番人気)、7枠9番ダイシンインディー3着(6番人気)。ダイシンインディーが他馬の動向を見ながらハナを切り、マスターフェンサーは好位4番手で流れに乗った。通算成績でも7枠は最多の7勝。次点が8枠6勝。外枠でスムーズな競馬ができる7、8枠が有利だ。1、2枠は大胆に乗れる分、過去10年で3勝だが、3~6枠は1勝と苦戦する。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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