5
9
「見どころ」でも述べたとおり同馬の4連覇達成になるか否かだが、記者は「達成なる」とみる。ここまで大井2000メートル〔4,3,0,1〕の実績。唯一連対を外したのが今夏の帝王賞。ピーク越えだけが心配だったが、前走のJBCクラシックで2着とはいえ上がり3ハロンではメンバー中最速の35秒4をマークしており、その不安も払拭できた。鞍上のM.デムーロ騎手も12月に入り2週連続重賞勝ちなど波に乗ってきた。来春からの種牡馬転身が決まっており、東京大賞典出走は今年がラスト。大偉業へ向け全力投球の一戦。
6
11
白山大賞典を叩いて臨んだ前走JBCクラシックでは、好位抜け出しの正攻法で悲願ともいえるダートグレード競走での戴冠を果たした。鞍上に地元金沢の名手・吉原寛人騎手を迎えて一度コースを経験していた利は大きかったが、負かした相手の中にチャンピオンズCの1・2着馬もいたのだからレースレベルも間違いなく高かった。そのJBCクラシックと比較すれば、オメガパフュームを除けばJRA所属馬との相手関係は緩和している印象も。プレッシャーから解き放たれた今回、さらなるタイトルの上積みを叶える可能性は十分。
2
2
5歳以降の成績はレース格を問わず23戦して〔8,10,2,3〕、負けたレースでも1秒以上離されたレースは3戦のみという堅実派。来月には9歳になるという年齢をまったく感じさせない今年の充実ぶりは特に目を見張り、前走浦和記念と比較しても◎〇の2頭を除けば格段に強化されたというイメージもない。前述の1秒以上離された3戦が今回と同じ右回りの2000メートルという共通項は気になるところだが、大井自体は〔2,3,3,2〕と相性が悪いわけではない。ここでも上位争いを演じて不思議はない。
7
12
5
8
2
3
1
1
クリンチャーは前走チャンピオンズCで14着大敗だったが、前年も11着だっただけに中京コースはフィーリングが合わないだけか。逆に右回りの2000メートルは条件ベストで、巻き返し十分。ノンコノユメは1週前追い切りでは単走ながらしっかり動けているし、その地力は軽視できない。アナザートゥルースはチャンピオンズC14番人気の低評価を覆す3着とはいえ能力的にあれだけ走れるのは不思議ではない。再度注意も。ロードブレスは坂井瑠星騎手騎乗で前2戦3・2着と相性がよさそう。この相手でも能力に見劣りはしない。
短評・記者コメントなど情報満載!!