笠松競馬場 ダ1,400m ライデンリーダー記念
2021年12月30日(木)15:50発走
女傑の名を冠する
笠松の2歳重賞競走
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データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
3番人気フーククリスタル(笠松)が逃げ切り、重賞初制覇。1400mは7戦5勝の快足馬。前走のジュニアキング(1600m)はハナ差2着に惜敗したが、距離短縮で速力を発揮した。2番人気マナバレンシア(金沢)は中団から末脚を伸ばして2着。3着に9番人気ギリニンジョウ(当時は笠松所属)。1番人気ニジイロ(当時は愛知所属)は8着に終わった。
データ分析
ライデンリーダー記念は「北陸・東海チャンピオンシップ」最終戦。2020年から距離が1400mに替わり、牡牝混合重賞に変更。北陸・東海地区2歳最強馬を決める一戦だ。ドミニクは地元・笠松所属の2歳牝馬。ラブミーチャン記念(地方全国交流)で地元最先着の3着に好走。前走のゴールドウィング賞(東海地区交流)で重賞初制覇を果たした。そのドミニクを秋風ジュニアで破ったのがシルバ。ドミニクと同じ笠松・後藤正義厩舎の2歳牝馬。11月11日のジュニアクラウンを6馬身差圧勝した素質馬。他地区からの遠征馬も魅力だが、地元・笠松所属馬の動向に注目だ。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく。
(1)地元・笠松所属馬が優勢
笠松所属馬は6勝、2着6回、3着8回で勝率7.4%、3着内率24.7%。地元有利の傾向だが、2017年以降3勝した笠松・井上孝彦調教師は引退。一方、遠征組の名古屋所属馬は4勝、2着3回、3着2回で勝率22.2%、3着内率50%。名古屋・川西毅厩舎は2011年マイネルセグメント、2012年ピッチシフターで2勝。2020年は名古屋所属馬で唯1頭参戦し、笠松遠征に意欲的だ。2020年2着マナバレンシアは金沢・金田一昌厩舎所属。笠松初遠征で好結果を残した。
成績データ
(2)1~3番人気中心も複穴あり
1~3番人気が10勝、2着7回、3着5回で勝率33%、3着内率73%。4番人気以下は0勝、2着3回、3着5回で、3着内率11%。2020年は1番人気ニジイロが8着だが、3番人気フーククリスタル、2番人気マナバレンシアが1、2着。1~3番人気が全て3着以内に入ったのは2013、2014年の2回だけ。1~3番人気が上位独占ではないが、3着以内に必ず2頭入る。2019、2020年は9番人気馬が3着しており、穴馬から上位人気に流す馬券が有効だ。
成績データ
(3)1番人気は単勝オッズ1.4倍以下
単勝オッズ1.4倍以下が4戦4勝。2012年1着ピッチシフターは単勝オッズ1.4倍で重賞初制覇。転入前にエーデルワイス賞(JpnIII)で2着した実力馬。2019年1着ニュータウンガールは単勝オッズ1.1倍で快勝。笠松転入後、オープン2勝、ラブミーチャン記念2着と好実績を残した。2018年1着エムエスクイーン(単勝オッズ1.1倍)は名古屋生え抜きでデビューから無傷の8連勝で重賞2勝目を挙げた。単勝オッズ1.4倍以下は実力の証明だ。
成績データ
(4)条件変更で牡馬有利
ライデンリーダー記念は2019年まで東海地区の2歳牝馬限定重賞。2020年から「北陸・東海チャンピオンシップ」最終戦。距離が1600mから1400mに替わり、牡牝混合重賞になった。2020年は牡馬3頭、牝馬9頭が出走したが、1着は牡馬フーククリスタル(3番人気)。前走ジュニアキング(笠松1600m)でハナ差2着。1着ベニスビーチが新春ペガサスC(2着)に回り、全4勝の1400mで逃げ切った。牡馬と牝馬の斤量差は1キロしかなく、牡馬有利だ。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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