大井競馬場 ダ1,600m 東京シンデレラマイル
2021年12月30日(木)16:30発走
実績馬の活躍が光る
大井1600mの牝馬戦
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データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
1番人気のダノンレジーナが好位追走から抜け出し快勝。前走のシンデレラマイルトライアルを逃げ切った脚力を生かし、重賞初制覇を成し遂げた。6番人気のマルカンセンサーが中団から末脚を伸ばして2着。2番人気の3歳馬アクアリーブルは3着。桜花賞、東京プリンセス賞を制した2冠牝馬が古馬相手に奮闘した。
データ分析
南関東に所属する4歳以上牝馬の限定競走で、南関古馬女王の決定戦と言える。前哨戦の東京シンデレラマイルトライアルと結び付きが強く、2018年ラーゴブルー、2020年ダノンレジーナはトライアル、本番の東京シンデレラマイルを2連勝。両馬は後続を1馬身半以上離しており、トライアルの勝ち方が重要だ。今年の東京シンデレラマイルトライアルは1番人気のミラバーグマンが4馬身差圧勝。3歳夏から4戦3勝と素質が開花。父サウスヴィグラス、母は重賞7勝馬ピッチシフターという良血馬。成長力がある血統背景からも出走すれば有力候補だ。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく。
(1)斤量の重さが信頼の証し
57キロが4勝、2着1回で勝率33.3%、3着内率41.7%。2018年は57キロのラーゴブルー、ニシノラピードが1、2着。両馬ともに重賞ウイナー。実績が斤量の重さに反映される別定重賞だ。56キロが3勝、2着4回、3着5回で勝率10.3%、3着内率41.4%。2020年は56キロのダノンレジーナ、マルカンセンサーが1、2着。どちらも交流重賞で入着歴があった。55キロ3勝を含めて、斤量の重さが信頼の証しだ。
成績データ
(2)1番人気は単勝オッズ1.9倍以下
1番人気は3勝、2着1回、3着1回で勝率30%、3着内率50%。単勝オッズ1.9倍以下なら3勝、2着1回で勝率75%、3着内率100%。2018年1着ラーゴブルーは単勝オッズ1.9倍の1番人気。前哨戦シンデレラマイルトライアルを58キロで圧勝。2016年1着トーセンセラヴィは単勝オッズ1.5倍の1番人気。前走JBCレディスクラシックで3着好走。抜きん出た実力は単勝オッズに直結する。単勝オッズ3倍以上の1番人気は4頭出走し、3着以内がない。
成績データ
(3)1、2番枠は上位人気で安定
1、2番枠が4勝、2着2回、3着2回で勝率20%、3着内率40%。2020年は2番枠ダノンレジーナ(1番人気)が好位追走から抜け出し快勝。2015年は1番枠ブルーチッパー(2番人気)が逃げ切った。大井ダ1600m(内回り)は内枠有利。フルゲート16頭が8回ある多頭数競馬。上位人気馬には、いち早く好位置が取れる内枠は歓迎だ。一方、14~16番枠は4勝、勝率14%。極端な外枠は大胆な競馬ができるため、混戦で力を発揮する。
成績データ
(4)最盛期の4、5歳馬に注目
4、5歳馬が6勝、2着3回、3着5回で勝率8%、3着内率19%。2020年は4歳馬ダノンレジーナ1着、5歳馬マルカンセンサー2着。充実期を迎えた古馬2頭が3歳馬アクアリーブル(2番人気3着)を退けた。3歳馬は1勝、2着3回、3着4回で勝率2.6%、3着内率21.1%。2014年1着ノットオーソリティはレース前まで重賞4勝。その後クイーン賞(交流重賞)3着の実力馬。斤量55キロが示す通り、古馬に匹敵する実績があった。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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