水沢競馬場 ダ2,000m 桐花賞
2021年12月31日(金)15:50発走
メイセイオペラに続け
岩手競馬のグランプリ競走
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データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
3番人気のエンパイアペガサスが4角先頭から押し切り快勝。前走の北上川大賞典も制し、重賞2連勝。2017年に続き2勝目を飾った。2着は1番人気のヒガシウィルウィン。8月に盛岡に移籍し、重賞で2勝を挙げたほか、3歳時にジャパンダートダービーを優勝した実績馬が地力を発揮。2番人気フレッチャビアンカが3着。3歳2冠馬が意地を見せた。
データ分析
ファン投票により出走馬が決まる岩手競馬のグランプリレース。2020年はファン投票1位のエンパイアペガサスが優勝。ファン投票2位ヒガシウィルウィンが2着、ファン投票3位フレッチャビアンカが3着。岩手競馬ファンの支持通りの結果になった。昨年の優勝馬エンパイアペガサス(8歳)は老いてますます盛ん。前走の北上川大賞典を大差圧勝。2018、2020年に続く勝利で、史上3頭目の3連覇を達成した(2019年は開催なし)。昨年2着のヒガシウィルウィン(7歳)も健在。今秋は青藍賞、トウケイニセイ記念で重賞2連勝。昨年同様2強対決になるのか楽しみだ。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく(2018年は開催取り止め)。
(1)斤量の恩恵がある3歳馬優勢
3歳馬が3勝、2着1回、3着3回で勝率17.6%、3着内率41.2%。2019年1着ヤマショウブラックは岩手再転入後、3歳限定重賞を2勝。前走白嶺賞でエンパイアペガサスとハナ差接戦。古馬重賞で経験を積み、桐花賞を制した。2020年3着フレッチャビアンカはダービーグランプリで他地区の強豪を破った重賞4勝馬。古馬初対戦の北上川大賞典で2着し、自信をつけた。世代屈指の実力に斤量差2キロ減が加われば好勝負になる。
成績データ
(2)2、3番人気の逆転あり
1番人気が4勝、2着4回で勝率44.4%、3着内率88.9%。しかし、2017年以降、1番人気は2着3回。その間エンパイアペガサスが2勝したが、2、3番人気での好走。2019年2着時が1番人気。2017年以降、1~3番人気で3着以内を占めたが、1番人気はマークされる分、取りこぼすケースが目立った。1~3番人気が単勝オッズ6.0倍以下(2017、2020年該当)の場合、人気ほどの実力差はなく、2、3番人気の単勝を狙う手はある。
成績データ
(3)1番人気は単勝オッズ1.9倍以下
単勝オッズ1.9倍以下が4勝、2着4回で勝率50%、3着内率100%。ナムラタイタンは2014年から単勝オッズ1.5倍以下の1番人気で2、1、1着と好走。8~10歳の晩年だったが、実力が一枚上で圧倒的支持を集めた。一方、単勝オッズ2.0倍以上の1番人気は信頼度低下。2013年は単勝オッズ2.1倍の1番人気ローレルカンタータが6着。7番人気スーブルソーが勝利した。本命決着か、それとも波乱模様か、1番人気の単勝オッズで判断したい。
成績データ
(4)村上忍騎手が通算7勝
村上忍騎手が2勝、2着1回、3着2回で勝率25%、3着内率62.5%。2020年エンパイアペガサスで8年ぶり勝利。2000年トーホウエンペラーで初勝利後、2002年からトニージェントで3連覇。通算7勝の桐花賞男だ。坂口裕一騎手は2勝、2着1回で勝率33.3%、3着内率50%。2014年から2016年までナムラタイタンとのコンビで2、1、1着。圧倒的1番人気の重圧を跳ね除け、大舞台で実力を発揮した。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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