笠松競馬場 ダ1,900m\ 東海ゴールドカップ
2021年12月31日(金)15:55発走
スタート直後の攻防に注目
古馬の活躍が光る笠松重賞
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データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
5番人気のウインハイラント(愛知)が好位追走から抜け出し、重賞初制覇。東海菊花賞(7着)で他地区の強豪と揉まれた経験を生かした。2着は2番人気のニューホープ(笠松)。前年の東海ゴールドカップ優勝馬が地力を発揮した。1番人気キースペシャル(愛知)は3着。中央未勝利から転入後10戦9勝だったが、重賞初挑戦で経験の差が出た。
データ分析
東海地区(愛知・笠松)の1年を締め括る古馬長距離重賞。2019年までハンデキャップ競走だったが、2020年から別定戦に変わった。名古屋1900mは2コーナー奥のポケットがスタート地点。1周距離1100mのダートコースを1周半回る。名古屋大賞典(ダートグレード競走)や東海菊花賞(地方全国交流競走)が行われるタフなコース設定だ。今秋の東海菊花賞を制したのは地元・愛知所属のナムラマホーホ。重賞8勝馬チャイヤプーン(北海道)を破り、重賞3勝目をあげた。伸び盛りの4歳馬が新勢力として台頭し、昨年の優勝馬ウインハイライトも健在。出走すれば熱戦が期待できそうだ。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく。
(1)1番人気は単勝オッズ1.6倍以下
1番人気が6勝、2着2回、3着2回で勝率60%、3着内率100%。単勝オッズ1.6倍以下は4勝、3着1回で勝率80%、3着内率100%。2020年は単勝オッズ1.0倍の1番人気キースペシャルが3着。キースペシャルは中央未勝利から東海地区転入。下級条件から9連勝したが、重賞初挑戦で他馬につけいる隙があった。2016年1着アサクサポイントは転入2戦目で勝利。単勝オッズ1.6倍が示す通り、元・中央オープンの確かな実績があった。
成績データ
(2)名古屋所属馬が活躍
名古屋所属馬が5勝、2着4回、3着3回で勝率17.2%、3着内率41.4%。2014年から2017年まで名古屋所属馬が4連勝。2020年は名古屋所属馬が1、3着と上位入線。出走頭数29頭は笠松所属馬(70頭)より少ないが、高確率で好走している。笠松所属馬は5勝、2着6回、3着7回で勝率7.1%、3着内率25.7%。笠松・田口輝彦厩舎は現役最多4勝。2019、2020年はニューホープで1、2着と快走している。
成績データ
(3)6歳馬が底力発揮
6歳馬が3勝、2着2回、3着3回で勝率18.8%、3着内率50%。2020年は6歳馬ウインハイラントが5番人気1着。中央2勝クラスから東海地区に転入後3勝。東海菊花賞で重賞初挑戦し、強敵相手に揉まれた。ダート1900mの長距離戦は経験値の高さが重要。そのため、8歳以上の高齢馬が3勝、2着1回、3着1回で勝率15.8%、3着内率26.3%。古豪が底力を発揮する。3歳馬は2勝、2着1回で勝率33.3%、3着内率50%。2019年は3歳馬が1、2着。3歳馬の勢いに注目だ。
成績データ
(4)内は2枠、外は8枠有利
8枠が3勝、2着2回、3着1回で勝率15.8%、3着内率31.6%。2020年は8枠に入ったウインハイライト(5番人気)、ニューホープ(2番人気)が1、2着独占。7枠は1勝、2着4回、3着2回で勝率5.6%、3着内率38.9%。2019年は7枠に入ったニューホープ(2番人気)、リーガルマインド(1番人気)が1、2着を占めた。近年は外枠での良績が目立つ。内枠は2枠が好成績。3勝、2着1回、3着1回で勝率30%、3着内率50%だ。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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