園田競馬場 ダ1,700m 園田ジュニアカップ
2021年12月31日(金)16:15発走
園田競馬のクラシック戦線を占う
激戦必至の2歳戦
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データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
1番人気のツムタイザンが好位3番手から差し切り完勝。兵庫若駒賞に続き、重賞2勝目をあげた。前走の兵庫ジュニアグランプリ(交流重賞)では地元所属馬で最先着の6着。中央の強豪相手に経験を積み、世代最強の実力を示した。3番人気のシェナキングが後方から末脚を伸ばして2着。3着に2番人気のキングオブハーバーが入った。
データ分析
園田1700mで行われる2歳王者決定戦。2019年1着イチライジン、2020年1着ツムタイザンは兵庫ジュニアグランプリ(ダートグレード競走)に出走。中央馬や他地区の実力馬と戦い、タフさを身につけた。今年の兵庫ジュニアグランプリで、バウチェイサーが地元最先着の4着。ホッカイドウ競馬で7戦1勝だったが、兵庫転入初戦(園田1400m)を大差圧勝。転入2戦目で果敢に逃走し、見せ場を作った。兵庫若駒賞(重賞)を制したガリバーストームは11月30日アッパートライ2歳特別(園田1700m)を楽勝。距離経験に一日の長がある。両馬の対決が実現すれば熱い戦いになりそうだ。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく。
(1)1番人気は単勝オッズ1.9倍以下
1番人気が7勝、2着2回で勝率70%、3着内率90%。単勝オッズ1.9倍以下なら7勝、2着2回で勝率78%、3着内率100%。1番人気は単勝オッズ1倍台なら信頼度抜群。単勝オッズ1倍台の1番人気が勝った場合、2番人気が3着以内に入ったのは3回だけ。1番人気を負かしに行く分、最後失速し、伏兵の台頭を許す。そのとき3~5番人気は2着6回3着4回と好走。1番人気が断然人気のケースは3~5番人気を連下候補で狙いたい。
成績データ
(2)田中範雄調教師が活躍
田中範雄調教師が4勝、2着2回、3着1回で勝率36.4、3着内率63.6%。通算成績でも8勝している。2016、2017年にはグリーンファーム(馬主)所有馬のマジックカーペット、コーナスフロリダで2連覇。2019年は1番人気エイユーキャッスル、4番人気イチライジンが出走。エイユーキャッスルは7着に敗れたが、伏兵イチライジンが7馬身差圧勝。両馬ともに前走兵庫ジュニアグランプリ(交流重賞)で中央馬相手に経験を積んでいた。
成績データ
(3)田中学騎手が通算5勝
田中学騎手が2勝、3着1回で勝率28.6%、3着内率42.9%。2004年レッドペガサス、2005年ウインドファンタジで連覇し、通算5勝。2019年には5番人気コスモピオニールを3着に導いた。杉浦健太騎手が2勝し、勝率28.6%。2015年ノブタイザン(1番人気)、2020年ツムタイザン(1番人気)で2勝。大山真吾騎手も2勝し、勝率22.2%。2006年プラチナクラウンで初勝利後、通算3勝している。
成績データ
(4)牡馬が圧倒的有利
牡馬が10勝、2着6回、3着9回で勝率13.7%、3着内率34.2%。牝馬は0勝、2着4回、3着1回で、3着内率13.2%。体格に勝る牡馬が圧倒的有利。馬体重480キロ以上の馬が8勝しており、そのうち4頭が500キロ以上の巨漢馬。ダート1700mのスタミナ勝負では排気量の大きさがモノを言う。牝馬で連対したケースでも2018年リリコ(馬体重494キロ)を筆頭に、馬体重480キロ以上の馬が2着3回と好走している。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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