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発走検査時の体重が531㎏。割合的に牝馬の方が多い兵庫県2歳新馬に於いてこれだけの馬体の牡馬、これはもうデビュー前から大きな噂になっていた。その新馬戦、選んだのは先々を見据えた1400m戦。結果は2着馬に2秒2差を付けての大楽勝、時計も同日の古馬C1級を大きく上回り、A2級には0秒5足りなかっただけだからこれはもう立派。その後は若干ソエを気遣い一旦放牧も、ここで無理をしなかったのが良かった。廣瀬騎手涙々の初重賞(兵庫若駒賞)を含めて目下4連勝中。中間の追い切りもパーフェクトで頭ひとつ、いや2つ3つはリード。
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デビュー戦(820m)は2着馬に2秒1差付けて楽々の逃げ切り。続く1400m認定戦は3着以下を大きく引き離しての一騎打ち戦を制した。この時点で次走、園田プリンセスカップの◎は決定したものの、結果は門別勢のレベルの高さ、スピードセンスの豊かさに脱帽、参りましたの3着。兵庫若駒賞は序盤から気分よく行き過ぎたし、勝ったガリバーからも結構なプレッシャーを浴びたため6着に沈んだが、それでも一切疲れを見せないところがいい。それどころか更に元気さは増すばかりで以降1,2着。母メイレディは10年前の2着馬、その4女が母の無念晴らすか。
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先週の兵庫ゴールドトロフィー。勝ったのはJRAテイエムサウスダンだったが、それ以上に注目、期待されたのは地元、新子厩舎イグナイターだった。大晦日リーディング陣営が送り込むのはそのイグナイターと同オーナー馬。門別デビューの予定が仕上がらず園田へ渡ってきた経緯だが、ひとまず軌道に乗ってからは順調そのもの。全体的にまだ粗さは目立つものの前走の勝ち馬は年明けクイーンセレクションの本命候補だし、デビュー戦で負かした4頭中3頭はもう既に勝ち上がっている。この2点から考えても同馬の能力の高さ相当。経験の浅ささえ克服なら。
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ダイヤモンドダストはデビューから2連勝。ただ、3戦目が心房細動を疑わんばかりの大敗、見せ場なしだった。それでも能力を評価する陣営は懸命に立て直す。競馬を使いつつメンタル面の成長も促し、これが見事に成功、認定戦勝利となった2走前が完璧な内容。前走6着は大山真吾騎手との初コンビで6着、今回そのコンビも2度目となるだけに一層の前進期待できそう。ピロコギガマックスは兵庫県人気のホッコータルマエ産駒、初距離が影響したのか、前走がやや真面目さに欠く走りもそれまでの6走はオール馬券対象の堅実駆け。前半うまく好位が取れるようなら反撃当然。
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