大井競馬場 ダ1,600m 東京2歳優駿牝馬
2021年12月31日(金)16:30発走
地の利を生かした南関勢が優勢
内回り1600mの2歳牝馬限定戦
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データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
2番人気のケラススヴィア(浦和)がデビューから無傷の4連勝で逃げ切り圧勝。前走のローレル賞に続く、重賞2勝目をあげた。2着は7番人気のサブルドール(当時は大井)。デビュー時は門別に所属していてフローラルカップ(重賞)で3着した末脚を転入2戦目で発揮した。3着は4番人気ディアリッキー(船橋)。1番人気のソロユニット(北海道)は8着に終わった。
データ分析
地方競馬全体で行われる世代別牝馬重賞シリーズ「グランダム・ジャパン2021」 2歳シーズン最終戦。昨年は第5戦ローレル賞を制したケラススヴィア(浦和)が勝利。合計30ポイントでラジアントエンティ(北海道)と並んだが、最終戦の東京2歳優駿牝馬に出走した馬を上位とし、総合優勝した。今年は、第1戦園田プリンセスカップ優勝馬グラーツィア(北海道)が24ポイントで1位。第2戦エーデルワイス賞(交流重賞)を制したスピーディキック(北海道)が20ポイントで2位。北海道勢が上位独占。南関東優勢のレース傾向だが、遠征馬の動向に注目だ。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく。
(1)1、2番人気が安定
1、2番人気は7勝、2着3回、3着1回で勝率35%、3着内率55%。最近2年は2番人気ケラススヴィア、レイチェルウーズが勝利。両馬共に南関東生え抜き。デビューから無傷の4連勝で優勝した。3~5番人気は0勝、2着2回、3着3回で、3着内率17%。一方、6~9番人気は3勝、2着3回、3着4回で勝率8%、3着内率25%。1、2番人気を負かしに行った3~5番人気が下位に沈み、伏兵の6~9番人気が波乱を起こすのが定番だ。
成績データ
(2)地元・南関東所属馬中心
南関東所属馬が9勝、2着8回、3着9回で勝率7%、3着内率20%。そのうち北海道デビューの南関東移籍馬が5勝。2012年カイカヨソウ(北海道2歳優駿3着)、2015年モダンウーマン(エーデルワイス賞2着)、2017年グラヴィオーラ(エーデルワイス賞2着)、2018年アークヴィグラス(エーデルワイス賞1着)は移籍前に重賞で好走していた。また、アークヴィグラスは転入初戦ローレル賞(川崎ダート1600m)を快勝し、距離実績もあった。
(3)北海道所属馬が活躍
北海道所属馬は16頭出走し、2着2回で、3着内率12.5%。2019年テーオーブルベリー(田中淳司厩舎)が4番人気2着。北海道所属ながら、園田プリンセスカップ(園田ダート1400m)2着、ラブミーチャン記念(笠松ダート1600m)1着と他地区への豊富な遠征経験があった。名古屋所属馬では2016年ピンクドッグウッド(川西毅厩舎)が6番人気1着。北海道・田中淳司厩舎時代にエーデルワイス賞3着の実績があり、転入初戦で地力の違いを見せた。
成績データ
(4)5月生まれに注目
5月生まれが4勝、2着2回、3着1回で勝率17.4%、3着内率30.4%。2014年ララベル(5月9日生)、2020年ケラススヴィア(5月9日生)、2013年ブルーセレブ(5月16日生)、2018年アークヴィグラス(5月18日生)が優勝。4月生まれ4勝、3月生まれ2勝と続くが、早生まれは苦戦。1、2月生まれは0勝、2着1回、3着3回で、3着内率12%。5歳秋にJBCレディスクラシックを制したララベルのように、才能豊かな遅生まれに注目だ。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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