水沢競馬場 ダ1,600m 金杯
2022年1月3日(月)15:50発走
新年を彩る水沢重賞
3歳限定1600m競走
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データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
1番人気のリュウノシンゲンが2番人気のグランフォロミーと壮絶な叩き合い。3着以下を7馬身引き離す一騎打ちをアタマ差制した。前走の寒菊賞に続き、重賞2連勝。重賞4勝目をあげた。グランフォロミーは転入初戦の寒菊賞から2戦連続2着と好走。3着は4番人気マツリダジョオー。3番人気ファイントリックは7着に終わった。
データ分析
若駒賞、南部駒賞に続く、岩手2歳(明け3歳)3冠最終戦。昨年は若駒賞1着、南部駒賞3着と好走したリュウノシンゲンが優勝。今年度1冠目の若駒賞は1番人気のカクテルライトが逃げ切り勝ち。ビギナーズカップに続き重賞2連勝。2冠目の南部駒賞(地方競馬全国交流)は北海道所属馬が1~3着独占。カクテルライトが地元最先着の4着に健闘。続くプリンセスカップ(2歳牝馬重賞、地方競馬全国交流)でも4着し、能力の高さを示した。牝馬ではプリンセスカップ3着馬アップテンペストも魅力的な存在。牡馬有利のレース傾向だが、今年は牝馬を要チェックだ。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく(2019年は開催取り止め)。
(1)牡馬優勢も複穴は牝馬
牡馬が8勝、2着7回、3着3回で勝率17.4%、3着内率39.1%。2014年から牡馬が7回連続勝利。一方、牝馬は1勝、2着2回、3着6回で勝率3%、3着内率21.2%。牝馬劣勢の印象だが、2013年は1着ブリリアントロビン(2番人気)、3着ラブソング(5番人気)と牝馬2頭が3着以内に入った。2014年3着アオチャン(4番人気)から2021年3着マツリダジョオー(4番人気)まで牝馬1頭が7回連続3着以内に入線。複穴を出すのは牝馬だ。
成績データ
(2)瀬戸幸一調教師が通算3勝
瀬戸幸一調教師が2勝、2着1回で勝率50%、3着内率75%。通算3勝しており、2011年1着ベストマイヒーローは単勝オッズ1.1倍の断然1番人気。2012年1着ファイトホーマーは単勝オッズ247.4倍のブービー人気(9番人気)。2016年1着サンエイホープは単勝オッズ5.1倍の2番人気。出走頭数が少ないからこそ、使ったときは勝負と見ていい。菅原勲調教師は2014年ラブバレット、2021年リュウノシンゲンで2勝。騎手時代にも8勝した「金杯男」に注目だ。
成績データ
(3)1番人気は単勝オッズ1.4倍以下
1番人気が5勝、2着2回、3着1回で勝率55.6%、3着内率88.9%。単勝オッズ1.4倍以下なら5勝、2着2回で勝率62.5%、3着内率87.5%。2021年は単勝オッズ1.1倍の1番人気リュウノシンゲンが2番人気グランフォロミーとの激戦を制した。2番人気は3勝、2着4回、3着1回で勝率33.3%、3着内率88.9%。1、2番人気は2018年から3回連続1、2着独占。3番人気以下は1勝、2着3回、3着7回で勝率2%、3着内率22%。本命決着で決まるケースが多い。
成績データ
(4)村上忍、山本聡哉騎手に注目
村上忍騎手が1勝、2着1回、3着2回で勝率12.5%、3着内率50%。2010年モエレデフィニットで初勝利後、2018年チャイヤプーンで通算2勝目。2021年は4番人気マツリダジョオーを3着に導いた。山本聡哉騎手は0勝、2着3回、3着1回で3着内率57.1%。2016年サプライズハッピー(3番人気)、2017年サンエイリシャール(3番人気)で2年連続2着。昨年8月、岩手競馬史上最速で通算2000勝を達成した名手の初勝利に注目だ。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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