園田競馬場 ダ1,870m 新春賞
2022年1月3日(月)16:10発走
園田競馬の2022年重賞初戦
古馬ハンデキャップ重賞
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データ分析

辻三蔵が解説 Commentary of Sanzo Tsuji
前回のハイライト
1番人気のエイシンニシパがナムラヘラクレスとの競り合いを制し、ハナ差勝利。新春賞3連覇を達成し、通算4勝目をあげた。重賞12勝はロードバクシンに並ぶ兵庫県競馬最多記録。トップハンデ57.5キロの8歳馬が地力を示した。4番人気のナムラヘラクレスが逃げ粘り2着。7番人気のオオエフォーチュンが3着。2番人気のヒダルマは12着に終わった。
データ分析
園田競馬の新年を彩る古馬ハンデキャップ重賞。2019年から2021年までエイシンニシパがトップハンデを背負い、3連覇を成し遂げた。2022年9歳になるエイシンニシパは気力体力ともに充実。2021年3月はがくれ大賞典(佐賀、地方全国交流重賞)を優勝。2018、2019年に続く同競走3勝目。これで重賞通算13勝。兵庫県競馬の最多重賞勝利数・新記録を樹立した。年末の総決算・園田金盃では園田最強馬ジンギと一騎打ちを演じ、2着惜敗。園田金盃は2018年から4年連続2着。3着以下を5馬身引き離し、古豪健在を印象づけた。出走すれば4連覇の期待がかかる一戦だ。ここでは、過去10年の結果から傾向を探っていく。
(1)橋本忠明調教師が躍動
橋本忠明調教師が4勝、2着1回で勝率44.4%、3着内率55.6%。新春賞4勝のエイシンニシパで2019年から2021年まで3連覇(2017年1着時は父・橋本忠男調教師)。前年のグランプリレース・園田金盃で3年連続2着後、同条件の新春賞で3連覇達成。園田金杯優勝馬が参戦しなかったので実績通りの実力を示した。橋本忠明調教師にはジンギ、テーオーエナジー、エイシンビッグボスなど実力馬が目白押し。新春賞男・橋本忠明調教師に注目だ。
成績データ
(2)トップハンデ馬が底力発揮
新春賞は古馬ハンデキャップ重賞。トップハンデ馬は4勝、2着3回、3着1回で勝率26.7%、3着内率53.3%。エイシンニシパは2019年から2021年までトップハンデ(57、58、57.5キロ)を背負い、力の違いを見せた。トップハンデ馬が3頭いた2019年はハンデ頭57キロのエイシンニシパ(1番人気)、キクノソル(2番人気)が1、2着。トップハンデ馬は斤量が重くなるほど信頼度が増していく。
成績データ
(3)園田金盃出走組が有力
新春賞と同じ1870mで行われる園田金盃出走組が有力候補。別定戦からハンデ戦に替わり、斤量の増減に着目。2018年は園田金盃3着から0.5キロ増のマイタイザン(56.5キロ)が3番人気1着。園田金盃2着ミッレミリアは1キロ減の55キロで9着(1番人気)。エイシンニシパは園田金盃から3年連続斤量増で新春賞3連覇。園田金盃から斤量が増えた馬に注目だ。
成績データ
(4)充実期の5、6歳馬中心
5、6歳馬が6勝、2着2回、3着4回で勝率10.7%、3着内率21.4%。2013年から2016年は5、6歳馬が4勝。2018年5歳馬マイタイザンが前年覇者エイシンニシパ(5着)を破った。充実期を迎えた5、6歳馬が中心だ。9歳以上は0勝、2着2回、3着2回で3着内率28.6%。新春賞4勝のエイシンニシパは今年3月はがくれ大賞典(佐賀)を制し、兵庫所属馬として史上最多の重賞13勝目を挙げた。8歳でも衰えはない。2022年は9歳の壁に挑戦だ。
成績データ
Profile
辻三蔵 Sanzo Tsuji
1974年広島県生まれ。明治大学卒業後、1998年競馬専門紙『ホースニュース馬』入社。師匠は競馬評論家の井崎脩五郎氏。2008年同紙休刊後、フリーのレーシングライターとして活動中。
※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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