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毎年この時期に調子を上げ、今年も昨年とほぼ同様のローテーションでここに標準を合わせてきた。明け9歳になるが、昨年地元馬で先着を許したのは、同厩のジンギのみで、年齢による衰えはまだまだ感じさせない。今回の出走馬の約半数は前走園田金盃組でそのメンバーとは勝負付けは済んでいるし、この新春賞では近5年で4勝、現在3連覇中と抜群の成績を誇る。ジンギ不在、ハンデも昨年と同じ57.5㎏の据え置きとくれば逆らう手はない。3~8歳まで毎年続く連続重賞勝利を年の初めに決めてくれるだろう。
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昨年オープン特別3勝、3月の佐賀はがくれ記念ではエイシンニシパから0.1差の2着(同斤量)と重賞を勝てるだけの力は秘めるが、地元重賞になると枠や展開に泣き思うような結果が出ていない現状。9、10月のA1戦でいずれも2着以下を2秒近く離して勝利したレース振りからもベストはハナに行く形。それだけに同型馬との兼ね合いがカギになりそうだが、今回はエイシンニシパ57.5kgの対して同馬は55㎏と2.5㎏の斤量差。スンナリ先手が奪えるようなら逆転の目も十分に考えられる。
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地道に力を付つけてきた兵庫デビュー馬。昨年は15戦して2勝ながらも掲示板を外したのは僅か1度だけと相手が強化されてもしっかりと対応。特に前走の園田金盃では着順こそ5着も3着とは0.4差、鞍上大柿騎手の話では「3~4角をスムーズに回れていれば十分3着はあった、1走毎に着実に力をつけてくれている。来年が楽しみです。」と強い期待を口に。前走後も順調そのもので高いレベルで状態はキープできており、まさに充実期を迎えたと言っていい。ハンデも手頃な54㎏なら狙わない手はない。
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エイシンナセルは前走園田金盃の3着馬。明け10歳になるが、前走のレース振りから自慢の末脚はまだまだ衰えは感じさせない。攻めがレースに直結するタイプで最終追い切りでは軽快なフットワークで動き、調子も良さそうで、流れさえ向けば前走再現も。エイシンデジタルは昨年の摂津盃の勝ち馬。本質的にベストは1400m戦に感じるが、道中折り合って行けさえすればこの距離でも問題はないはず。名門新子厩舎の出走馬という点でも不気味な1頭。エイシンガネーシャはここに入ると実績という点では一枚落ちるが秘める能力は相当。9月以来の実戦も能力検査の動き時計からも態勢は整っていると見ていいだろう。
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