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RACEDAY PROGRAM
金の鞍賞
12/28日(火)18:15発走
金の鞍賞

高知の2歳がレベルアップしている理由

かつて高知競馬場には、生え抜きの2歳馬がほとんどいなかった。そもそも長い間、2歳の新馬戦が行われていなかったのである。2015年に新馬戦が復活するまでは、ほぼ他場からの転入馬のみでレースが繰り広げられていたわけだ。それはそれで面白かったけれど、2歳戦で推し馬を見つけて、3歳、古馬と追いかけていくのは格別に楽しい。

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競馬ファンにもすっかり定着した高知競馬の『夜さ恋ナイター』

金の鞍賞は、夜さ恋ナイターがスタートした2009年度(2010年1月)に、8年ぶりに復活した。復活時の1着賞金は「27万円」。それから着々と増額されて、今年はなんと「600万円」に。約22倍! 
そんな賞金アップに呼応して、高知デビュー馬も他地区からの転入馬もレベルアップしている。

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黒潮ジュニアチャンピオンシップを圧勝したマリンスカイ

今年は黒潮ジュニアチャンピオンシップを圧勝した高知デビュー馬・マリンスカイが、川崎の全日本2歳優駿(JpnI)に出走。着順は13着だったが、スタートで不利を受けながらも見せ場を作った。マリンスカイは金の鞍賞に出走せず英気を養うが、来年の3歳戦線は「マリンスカイVS金の鞍賞組」で盛り上がるに違いない。

金の鞍賞への出否に関わらず、マリンスカイとの初対戦が楽しみな馬が2頭いる。まずは門別競馬場で3勝を挙げて高知にやってきたアンティキティラ。転入初戦は古馬と走って快勝した。

そしてJRAから高知へ移籍して4連勝中のファーストリッキーも大器の予感。リュウノアンジェラ、マオノウイッシュといった高知デビュー馬達の成長も楽しみだ。



※当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

RACE DATA 各レース詳細

12/28(火)18:15発走 
高知 金の鞍賞