地方競馬情報サイト

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2025/04/25

地方競馬関係者が競馬功績者表彰(農林水産大臣賞)を受賞

本日4月25日(金)、農林水産省において、競馬関係者に対する農林水産大臣賞(第4回競馬功績者表彰)の表彰式が行われました。
この賞は、我が国の競馬に関し、特に顕著な功績等を挙げた者に対して表彰を行うことにより、騎手や調教師の更なる技術の向上、競走馬生産農家の生産意欲の増大等を図り、もって競馬産業の活性化及び馬産地の振興を図ることを目的としています。地方競馬からは、桑島孝春氏(元騎手、地方競馬全国協会参与)、石崎隆之氏(元騎手)、野口孝氏(浦和競馬調教師)が表彰されました。 ※石崎隆之氏はご欠席されました。
また、横山典弘氏(JRA騎手)、松山康久氏(JRA元調教師)、柏木務氏(競走馬育成者)、畑山光伸氏(JRA元副理事長、中央競馬馬主社会福祉財団理事長)も表彰されています。

 


(式辞を述べる江藤農林水産大臣)

(左から横山典弘氏、桑島孝春氏、野口孝氏、江藤農林水産大臣、松山康久氏、柏木務氏、畑山光伸氏)

 

桑島 孝春氏(70歳)  船橋競馬元騎手(地方競馬全国協会参与)

 

【表彰理由】
船橋競馬の騎手として、昭和 46 年の初騎乗以降、平成 22 年に引退するまでの 40 年間 に、地方通算 4,713 勝(地方競馬で当時歴代第4位)を達成するなど長きにわたりトップ ジョッキーとして活躍。
また、引退後から現在までの 14 年にわたり、地方競馬全国協会の参与として、競走の裁 決に関する実例検証に参加し、実戦経験に基づく公正な騎乗法に関する助言を行ったほか、地方競馬教養センターにおいて騎手候補生の技術指導を行い多くの騎手育成に貢献す るなど、地方競馬の発展に大きく寄与した。

【受賞者コメント】
「私は船橋競馬場で騎手をやっておりましたが、当時は脇の方を走っていたように感じます。この度はこのような大層な賞をいただき、ありがとうございます。」

 

石崎 隆之氏(69 歳)船橋競馬元騎手


(2007年桜花賞(浦和)勝利時)

【表彰理由】
船橋競馬の騎手として、昭和 48 年の初騎乗以降、平成 31 年に引退するまでの 47 年間 に、地方通算 6,269 勝(地方競馬で歴代第3位)したほか、中央競馬でも 74 勝を達成 するなど長きにわたりトップジョッキーとして活躍。
また、現役時代には、後輩騎手に対し、勝利実績に基づく騎乗技術等のアドバイスを行う 等、日々後進の育成に携わり、魅力ある競走の提供や競走等における事故防止に貢献する など、地方競馬の発展に大きく寄与した。

 

野口 孝氏(74 歳)浦和競馬調教師

 

【表彰理由】
浦和競馬の調教師として、昭和 56 年から令和 6 年末までに、地方競馬で 925 勝を挙げるなど長年活躍している。
また、平成 13 年に埼玉県調教師会会長へ就任以降、平成 21 年に全国公営競馬調教師会 連合会会長、地方競馬全国協会の評議員に就任し、地方競馬の売上げが落ち込んでいた厳 しい時代に競馬関係者の地位向上や生活基盤の安定化、公正確保等に尽力するなど地方競 馬の発展に大きな功績をあげた。

【受賞者コメント】
「大臣賞を受賞ということで、光栄でこの上ない喜びです。これからも地方競馬の発展及び畜産振興に微力ながら貢献していきたいと考えています。」

◆競馬功績者表彰(農林水産大臣賞)について
調教師や騎手の更なる技能の向上、競走馬生産農家の生産意欲の増大等を図り、更なる競馬産業の活性化や馬産地の振興につなげるため、競馬関係者を表彰する制度です。

◆的場文男騎手が受賞した第1回競馬功績者表彰についてはこちら
◆宮下瞳騎手が受賞した第2回競馬功績者表彰についてはこちら
◆佐々木竹見氏と仲田和雄氏が受賞した第3回競馬功績者表彰についてはこちら
農林水産省ホームページ(お知らせはこちら
JRAホームページ(お知らせはこちら)