注目馬情報

サトノアーサー

牡7 JRA 池江泰寿厩舎

父:ディープインパクト
母:キングスローズ
母の父:Redoute's Choice

通算21戦5勝、重賞2勝の7歳牡馬(明け年齢)。15年のセレクトセールにおいて1億9500万円(税別)で落札された超良血馬だ。新馬戦は単勝1.1倍で勝利。その後はGⅠ制覇とはいかなかったが、きさらぎ賞、毎日杯で連続2着など3歳時から高い能力を示してきた。末脚が魅力で、重馬場と良馬場で重賞を勝っているように馬場も不問。重賞2勝がともに左回りということを考えても、中京芝1600mという舞台は合う。差しが届く流れになれば、上位争い最有力の1頭だ。

シュリ

牡5 JRA 池江泰寿厩舎

父:ハーツクライ
母:エーゲリア
母の父:Giant's Causeway

通算8戦5勝の5歳牡馬(明け年齢)。これまで掲示板を外したことがなく、まだ底が知れない。目下2連勝中と勢いがあり、前走のリゲルSでは重賞馬、重賞好走馬を相手に、正攻法の競馬で力強く抜け出した。久々で昇級戦だった一戦を勝利し、能力の高さを証明。今回の重賞初挑戦も楽しみになる。中京は3戦2勝と好相性で、芝1600mは4戦3勝。すでに高いパフォーマンスを発揮しているが、成長力豊富なハーツクライ産駒で伸びしろも大きい。一気のメンバー強化でも、勢いと成長力を武器に好戦だ。

ピースワンパラディ

牡5 JRA 大竹正博厩舎

父:ジャングルポケット
母:クリアソウル
母の父:アグネスデジタル

通算12戦5勝の5歳牡馬(明け年齢)。今年の5月にオープン入り。その後はエプソムC、新潟記念でともに7着に敗れたが、着差は0秒4、0秒5とわずかで、重賞でも上位争いできるポテンシャルは示した。キャリア12戦すべてが左回りで、中京コースも2勝、2着2回と連対率100%。今回の舞台も申し分ない。また、不良馬場での勝ち鞍があるように馬場も問わないタイプ。前走のキャピタルSを好時計で快勝した勢いそのままに、重賞でも勝ち負けになりそうだ。

ケイアイノーテック

牡6 JRA 平田修厩舎

父:ディープインパクト
母:ケイアイガーベラ
母の父:Smarty Jones

通算23戦3勝、GⅠ1勝の6歳牡馬(明け年齢)。20年は7戦して勝利こそなかったが、6月の安田記念では、グランアレグリア、アーモンドアイ、インディチャンプなどの超一流馬を相手に差のない5着に入り、健在をアピールした。年が明けて6歳だが、まだまだ衰えはなし。なんといっても3歳時にはGⅠのNHKマイルCを制しており、GⅢなら実績上位だ。中京はキャリア24戦目で初めてとなるが、左回りの東京でのGⅠ勝ちを見ても、むしろ良さそう。脚質的に展開に左右される面があるとはいえ、能力上位は間違いない。

タイセイビジョン

牡4 JRA 西村真幸厩舎

父:タートルボウル
母:ソムニア
母の父:スペシャルウィーク

通算8戦3勝、重賞2勝の4歳牡馬(明け年齢)。前走のマイルCSこそ14着と崩れたものの、それまでのキャリア7戦はすべて掲示板だった。1200m、1400mの重賞でも好走歴があるように、スピードが魅力。脚質も自在で展開に応じた走りができる。まだまだ成長途上の明け4歳馬だけに、21年はパフォーマンスをより上げるだろう。2走前の富士Sでは5着と差のない競馬をしており、年長馬が相手でも通用する能力の持ち主。スムーズな競馬ができれば、巻き返し可能とみる。

ボンセルヴィーソ

牡7 JRA 池添学厩舎

父:ダイワメジャー
母:バイモユリ
母の父:サクラローレル

通算33戦3勝の7歳牡馬(明け年齢)。好位から競馬ができる先行力が最大の武器だ。強調したいのは重賞での成績。2走前のスワンS、3歳秋の京成杯AHはともに11着と崩れているが、その他の8戦では2着3回、3着5回という超安定株。重賞のよどみない流れが合っているのか、重賞複勝率は驚異の80%だ。ベストはマイルの印象だが、1400mでも好走があり、スピード能力は十分。もちろん、今回の舞台にも不安はない。持ち前の持久力を生かせる競馬になれば、侮れない。

(日刊スポーツ編集部)

注記

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