レースの見どころ

毎年恒例のファン選抜となるグランプリ重賞。佐賀版の有馬記念とも言われる中島記念。年末最後の風物詩として、毎年有馬記念の当日に開催される重賞となっている。今年も実力・人気ともに兼ね備えた好メンバーが顔を揃えた。昨年の３歳２冠馬ウルトラノホシも北海道から佐賀に戻って来て、このレースを目標に万全のデキで挑む。重賞３連勝を含む５連勝とビキニボーイも久々の実戦を叩いて青写真通りに状態は良くなっている。コスモファルネーゼ、ムーンオブザエースも出走が決まってからは、ここに照準を合わせ納得のいく攻め量と仕上げに映るし、他も好調馬がズラリ。今年も大いに盛り上げてくれそうなメンバー構成となって楽しみ。

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  • 3

    ビキニボーイ

  • ビキニボーイ

    枠番 3

    馬番 3

  佐賀に移籍後は１３戦して９勝、掲示板を外したのは昨年の中島記念６着のみ。今年も好調な走りが続くし、佐賀スプリングカップで重賞初制覇すると、佐賀王冠賞、吉野ヶ里記念までも制して重賞３勝を含む５連勝と大活躍中。前走は夏休養明けで攻め不足ながらも、ラスト競り勝ち潜在能力の高さを見せ付けていた。着差以上に強い内容だったし、今回は休み明けを叩いて攻めの動きも明らかに良くなっていたし上積みは十分に見込める。今の完成度と状態面の良さなら、このタイトルにも手が届きそう。

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  • 1

    ウルトラノホシ

  • ウルトラノホシ

    枠番 1

    馬番 1

  佐賀デビュー馬で新馬勝ちすると、２戦目となる九州ジュニアチャンピオンは４着に敗れた。モロに砂をかぶったのが敗因のひとつだが、ネクストスター佐賀、カペラ賞ではうまく立ち回り圧勝の内容で存在感を存分にアピール。その後は南関東へ遠征し、揉まれて力も付けた。迎えた佐賀３歳１冠目の佐賀皐月賞を快勝すると、２冠目の栄城賞は圧勝。その後は精彩を欠いて長期離脱を余儀なくされ、３冠達成はできなかったが、再始動した北海道で復活して佐賀に戻って来た。転入戦を制すと、移籍２戦目は惜敗だったが、一旦先頭の場面を作り一線級相手にも通用するメドを立てた。ビシバシ乗り込まれデキは万全。いつかは佐賀の頂点に君臨する逸材だと思うし、この大一番でひと花咲かせるか。

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  • 8

    コスモファルネーゼ

  • コスモファルネーゼ

    枠番 6

    馬番 8

  今年の１月に当地に移籍して２戦目となる準重賞の雲仙岳賞で佐賀初白星を奪取。その後も順調に勝ち星を伸ばして、２走前の九州大賞典で重賞初制覇。前走の由布岳賞では激しい鍔迫り合いの末にビキニボーイに敗戦したが、上がり３ハロンのタイムは上回っていたし、決め脚は互角以上のものを持っている。この馬もここに向けて順調にきているし、寒くなって状態面もグンと良くなってきている印象は受ける。勝負どころでスッと動けないタイプだが、エンジンが掛かるともの凄い脚力で浮上してくるし、ここも展開ひとつで制する力は持っている。優勝候補の一角とみたい。

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  • 12

    ムーンオブザエース

  • 5

    アウトドライブ

  • 11

    マイネルサハラ

  • 2

    テイエムフォンテ

  • ムーンオブザエース

    枠番 8

    馬番 12

  • アウトドライブ

    枠番 5

    馬番 5

  • マイネルサハラ

    枠番 8

    馬番 11

  • テイエムフォンテ

    枠番 2

    馬番 2

  今年の３歳２冠馬ムーンオブザエースにも注意が必要。夏休養後は４戦叩いて着実な良化モードにあるし、前走はビキニボーイ、コスモファルネーゼと接戦を演じている。まだまだ強くなりそうだし、更なる上積みがあると今回も好勝負十分。控えて甘くなったアウトドライブだが、中間はこれ以上ない調整内容で意気込みが伝わる。今度は積極策に出て変化がありそうな予感。逃げるとマイネルサハラも想定以上に強い競馬をするし、テンに行けそうなここは要注意。地元戦では崩れないテイエムフォンテも良い状態をキープしており、この構成でもマークは欠かせない。