人気薄の激走が高配当のポイント

キャリアが浅い2歳馬の重賞。1番人気の連対率60.0％は極端には悪くないが、3連単万馬券は過去10回中5回。そのすべてで7番人気以下の馬が3着以内に入っていた。では、1番人気が4着以下に敗れた場合の配当はどうかというと、2015年は1番人気が5着に敗れた一方、5番人気以内の3頭（2→5→3番人気）で決まったことで3連単7670円だった。つまり、高配当の鍵は上位人気の敗退よりも人気薄の激走と言える。［表1］

近年はゴールドウィング賞組が好走

笠松では11月に2歳牝馬限定の重賞・ラブミーチャン記念が行われる。地方全国交流で、例年、北海道や南関東から強豪馬も集うため、そこで3着以内に入った馬は好成績を残す傾向にある。しかしながら、当レースは2020年から牡馬混合になったことで、近年の好走は牡馬混合の名古屋・ゴールドウィング賞組に変化。そこで3着以内だった馬の3着内率は83.3％だ。23年はゴールドウィング賞2、3着馬のワン・ツーだった。また、金沢所属馬は重賞勝ちがあることが好走条件と言える。［表2］

※複数の条件に当てはまる馬は直近に出走した重賞が対象

愛知がやや優勢

北陸・東海地区交流となった2020年以降の過去5回では愛知が3勝を挙げ、連対率40.0％。ここ1年（24年10月〜25年9月）に笠松で行われた東海地区限定重賞は笠松3勝、愛知4勝で愛知がやや優勢と言え、その結果が当レースの傾向にも反映されている。
金沢競馬場から笠松は一般車であれば約2時間半の距離。遠征は8頭ながら21年エムティアンジェが勝利を挙げ、好走率も高い。［表3］

栗毛が多く好走

レース名にもなっているライデンリーダーは鹿毛。サラブレッドで最も多い毛色だが、当レースの優勝馬で最も多いのは栗毛。4勝、2着4回、3着3回で、過去10回のうち3着以内に入ったのは7回（年によっては複数頭が入着）。ここまでくると、見逃せないデータだ。なお、ライデンリーダーと同じ鹿毛は2勝を挙げ、3着以内に入ったのは6回だった。［表4］