笠松
2025年12/31(水) 15:55発走
笠松競馬場 ダ2,500m
長らく1900mで実施されてきたが、2024年からは、04年までと同じ2500mに戻った。大晦日に3歳馬と古馬が激突。昨年は東海三冠馬フークピグマリオンがJRAオープンや東海重賞勝ちのある古馬相手に勝利を挙げた。年末の高揚感を反映するかのごとく、3連単万馬券も頻出している。ここでは15〜24年の過去10回から傾向を見ていく。
東海地区の笠松と愛知(名古屋)は常時交流。過去10回の当レースでは愛知が優勢で勝率15.0%、連対率27.5%、3着内率40.0%といずれも笠松を上回る。ただ、上位入着の頭数は笠松もほぼ互角。加えて、笠松所属の勝ち馬は1、2番人気が各1頭、6番人気が2頭で、人気にかかわらず好走している点は押さえておきたい。[表1]
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 愛知 | 6 | 5 | 5 | 24 | 15.0% | 27.5% | 40.0% |
| 笠松 | 4 | 5 | 5 | 54 | 5.9% | 13.2% | 20.6% |
新年の餅代を一気に稼げそうなほど荒れやすいレース。6回が3連単万馬券で、残る4回の最も安い配当でも2017年の5890円(3→2→1番人気)となっている。17年と24年を除く8回では、1・2番人気(いずれか、または両方)と5番人気以下が両方とも馬券絡み。上位人気と人気薄がともに好走する結果となっている。[表2]
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 3 | 3 | 3 | 1 | 30.0% | 60.0% | 90.0% |
| 2番人気 | 3 | 2 | 0 | 5 | 30.0% | 50.0% | 50.0% |
| 3番人気 | 1 | 1 | 1 | 7 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
| 4番人気 | 0 | 1 | 2 | 7 | 0.0% | 10.0% | 30.0% |
| 5番人気 | 1 | 2 | 1 | 6 | 10.0% | 30.0% | 40.0% |
| 6番人気以下 | 2 | 1 | 3 | 52 | 3.4% | 5.2% | 10.3% |
最も勝利が多いのは3勝の6歳馬で、2着と3着も各3回。勝ったのは2020年ウインハイラント、21年ウインハピネス、23年ストームドッグで、このうちウインハイラントとストームドッグは重賞初制覇だった。
3歳馬も2勝、2着2回と好走。19年まではハンデ戦、20年からは別定戦で、斤量の恩恵も多少はあるにせよ、6歳の傾向と大きな違いは重賞実績。3歳で当レースを優勝した19年ニューホープは重賞2勝、24年フークピグマリオンは東海三冠を含む重賞7勝の実績があった。[表3]
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3歳 | 2 | 2 | 0 | 9 | 15.4% | 30.8% | 30.8% |
| 4歳 | 0 | 3 | 5 | 15 | 0.0% | 13.0% | 34.8% |
| 5歳 | 0 | 0 | 1 | 13 | 0.0% | 0.0% | 7.1% |
| 6歳 | 3 | 3 | 3 | 13 | 13.6% | 27.3% | 40.9% |
| 7歳 | 1 | 1 | 1 | 16 | 5.3% | 10.5% | 15.8% |
| 8歳 | 2 | 0 | 0 | 5 | 28.6% | 28.6% | 28.6% |
| 9歳 | 1 | 1 | 0 | 7 | 11.1% | 22.2% | 22.2% |
| 10歳 | 1 | 0 | 0 | 0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
昨年から2500mの長距離へ戻った当レース。現在、東海地区で実施されている重賞としては最も長い距離となる。そうなると、長距離への適性を少しでも求めたいもの。そこで、1900m以上の重賞勝利のある馬について、それが『近5走』か『6走前以前』かに分類して調べた。対象は2500mで行われた昨年。すると、『6走前以前』(近5走でも勝利がある馬は除く)は2頭とも4着以下に対し『近5走』は【1-1-0-2】。過去に長い距離での重賞勝利歴があっても過度に評価する必要はなく、基本的には近走の成績を重視した方が良さそうだ。
勝つのはこういう馬!
3歳馬で重賞2勝以上だと【2・1・0・2】で勝率40.0%。脚質では先行・差しが各4勝と基本的な狙い目となるが、逃げ馬を狙うなら9番枠だと勝率50%、連対率100%だ。サンプルは2頭のみだが、この枠に逃げ馬が入れば面白い。
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