注目馬情報 Attention

テオレーマ

牝5 JRA 石坂公一厩舎 通算18戦5勝

父:ジャスタウェイ
母:スターズアラインド
母の父:Sea The Stars

CHECK!

4歳の夏までは一進一退の成績が続いたが、秋を迎えて本格化。11月に2勝クラスで勝利を挙げると、3勝クラスも僅か2戦で突破し、オープン馬の仲間入りを果たした。続くマリーンカップで、勇躍ダートグレードに初挑戦。道中は離れた後方を追走していたが、勝負どころで追い出されると後半3ハロン36秒6の末脚を繰り出し、2馬身差で初タイトルを獲得。7頭立てとさばきやすい頭数で、1ハロン12秒前後のよどみないラップも味方したが、目をみはるような鋭い末脚は強烈なインパクトを残した。同様の相手関係だけに、初コースさえ克服できれば好勝負になる。

過去3走の競走成績

サルサディオーネ

牝7 大井 堀千亜樹厩舎 通算40戦8勝

父:ゴールドアリュール
母:サルサクイーン
母の父:リンドシェーバー

CHECK!

昨年のNARグランプリ4歳以上最優秀牝馬。JRA在籍時から、けれん味のない逃げでダートの牝馬路線をにぎわしてきたが、大井へ転入後に報知グランプリカップを制し、マリーンカップ、クイーン賞の両牝馬JpnIIIでも勝利。名実ともにこの路線の中心勢力となった。その足跡からも船橋コースがベストなのは明らかだが、2019年のスパーキングレディーカップと今年のエンプレス杯で2着に健闘しているように、川崎コースとの相性も悪くない。前走のかしわ記念(8着)は牡馬一線級が相手で度外視でき、自分のリズムで逃げられればあっさりもある。

フェアリーポルカ

牝5 JRA 西村真幸厩舎 通算16戦4勝

父:ルーラーシップ
母:フェアリーダンス
母の父:アグネスタキオン

CHECK!

芝の中山牝馬S、福島牝馬Sを制しているが、2代母のフェアリードールからトゥザヴィクトリーやサイレントディールなどが出ているように、芝・ダート兼用の血統背景。この馬自身も、初ダートだった前走のマリーンカップで4着に食い込み、砂適性の高さを示している。そのマリーンカップは結果的にハイペースに巻き込まれたが、もともとじっくりためて末脚を生かすタイプだけに、マイルの速い流れを先行できたのは収穫。その経験は今回に活きるはずで、ダート、ナイターともに2度目のぶん、慣れも見込める。前走以上のパフォーマンスを発揮できそうだ。

マルカンセンサー

牝6 大井 高野毅厩舎 通算33戦6勝

父:ロージズインメイ
母:キャニオンドリーム
母の父:ブラックタイアフェアー

CHECK!

2、3歳時は準重賞で4着したのが目立つ程度だったが、翌2019年のTCK女王盃で2着に好走し、一躍全国区へ。その後も牡馬相手の東京記念、大井記念でともに4着に健闘するなど、随所で高い能力を発揮してきた。一時の不振こそあったものの、昨年のクイーン賞で4着に食い込むと、続く東京シンデレラマイルで2着、今年のTCK女王盃でも0秒6差の4着と復調。以前ほどズブさを見せなくなり、無理なく中団あたりを追走できるようになってきたのも強調材料だ。前2走は牡馬が相手で苦戦を強いられたが、牝馬限定戦なら変わり身があっても不思議ではない。

ウルトラマリン

牝4 JRA 今野貞一厩舎 通算15戦4勝

父:サウスヴィグラス
母:ムツミマーベラス
母の父:マーベラスサンデー

CHECK!

JRAの新馬戦で3着した好素材。その後も着実に勝ち星を積み重ねてオープン入りを果たすと、今年3月の千葉Sでも2着に食い込むなど、牡馬の強豪を相手に互角の走りを見せている。好走実績は1400m以下に集中しているが、父はサウスヴィグラスで、母が福山で重賞3勝、デビューから15戦連続連対をマークしたムツミマーベラスという血統だけに、地方の馬場で持ち味が活きてきそうな印象。軽快な先行力を持ち合わせているのも強みで、勝ち馬から0秒6差に踏ん張った前走の内容も悪くない。川崎のタイトなコーナーに対応できれば、重賞初制覇の期待も十分。

過去3走の競走成績

  • 2021/05/01 阪神 右1200m天王山S

    6

  • 2021/03/21 中山 右1200m千葉S

    2

  • 2021/02/14 東京 左1400mバレンタインS

    7

リネンファッション

牝4 JRA 坂口智康厩舎 通算13戦4勝

父:キンシャサノキセキ
母:リネンパズル
母の父:パラダイスクリーク

CHECK!

芝の新馬戦を勝ち上がり、その後も2戦続けて3着と、デビュー当初は芝で高い能力を示してきた。しかし、3歳の春にダートに転じて以降は9戦3勝、2着4回と、より高い次元の走りを披露。前走の勝利でオープンまで登り詰め、ダートグレードに駒を進めてきた。もともとのダッシュ力はそのままに、控える形でも結果を残せるようになったのは大きく、4歳の夏を迎えて着実にパワーアップを果たしている印象。初コース、初ナイターに加え、マイルへの距離短縮で先行争いが激しくなる懸念もあるが、リズム良く先行できるようなら勝機も巡ってくる。

過去3走の競走成績

  • 2021/05/09 新潟 左1800m三条S

    1

  • 2021/04/11 阪神 右1800m梅田S

    2

  • 2021/02/14 阪神 右1800m加古川S

    2

グランデストラーダ

牝5 大井 藤田輝信厩舎 通算15戦4勝

父:ハーツクライ
母:レジェンドトレイル
母の父:フレンチデピュティ

CHECK!

JRAの芝2000mで新馬勝ち。昨年の4歳時にダートで連勝を果たすと、その後も3勝クラスで差のない競馬を演じてきた。今年のエンプレス杯は大井への転入初戦で11着に敗れたが、以後は南関東のB1下とA2で連続連対。特に前走(1500m)は行きっぷり良く先行して好時計の2着に食い下がり、着実な良化とパワーアップを示した。JRA在籍時は芝も含めて1800m以上を中心に使われてきたが、軽快なスピードを発揮した前走を見ると、現状ではマイル前後がベストの印象。小回りや高速決着に対応できるのも強みで、エンプレス杯の結果だけで見限るのは早計だ。

(大貫 師男)

注記

当ページは、7月1日現在の選定馬情報に基づき作成しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性があります。また、当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。