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ウェルドーン

牝3 JRA 角田晃一厩舎 通算11戦4勝

父:ヘニーヒューズ
母:ツルマルオジョウ
母の父:ダンスインザダーク

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初勝利がデビュー6戦目で、その後も1勝クラスで2戦足踏み。しかし3月20日、阪神ダート1800mの3歳1勝クラスで2勝目を挙げると、オープンの鳳雛ステークスではUAEダービー4着で1番人気に支持されたタケルペガサスに3馬身差をつける完勝。関東オークスでは南関東二冠牝馬ケラススヴィアを2馬身差で下し3連勝。ジャパンダートダービー22回の歴史で、牝馬は04年アクイレジアの2着が唯一の馬券圏内。とはいえ鳳雛ステークスの勝ち馬では14年カゼノコ、16年キョウエイギアが制しており、牝馬として初のジャパンダートダービー制覇なるか。

過去3走の競走成績

スマッシャー

牡3 JRA 吉岡辰弥厩舎 通算8戦3勝

父:マジェスティックウォリアー
母:スマッシュ
母の父:キングカメハメハ

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初勝利はデビューから5戦目だったが、ゴール前だけで2着に7馬身差をつける圧勝。続く1勝クラスも勝って臨んだ端午ステークスは、メンバー中最速の上り3F=37秒2で追い込んだものの、縦長の4コーナー中団よりうしろからでは3着までだった。初距離の1600mとなったユニコーンステークスも4コーナーではまだ中団だったが、東京の長い直線で上り35秒4という末脚を発揮して差し切った。今回さらなる距離延長は課題だが、大井の長い直線は自慢の末脚を存分に発揮できる舞台。ユニコーンステークスのように馬場が湿ればなお有利。

過去3走の競走成績

リプレーザ

牡3 JRA 大根田裕之厩舎 通算6戦3勝

父:リオンディーズ
母:サウスエンピリカル
母の父:マンハッタンカフェ

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芝・ダートの短距離戦で勝ちきれないレースが続き、初勝利はデビュー4戦目。3歳3月、不良馬場のダート1400m戦で、好位から直線外に持ち出されるとあっという間に突き抜けた。続く1勝クラスはダート戦を除外になり、出走した芝1200m戦では4コーナー10番手から破格の上り32秒9で直線一気を決めた。初の地方参戦で一気の距離延長となった兵庫チャンピオンシップでは勝負どころ3コーナーで位置取りを下げたものの、ゴール前では断然人気のゴッドセレクションを差し切ってみせた。父リオンディーズの初年度産駒としてビッグタイトルを狙う。

過去3走の競走成績

ゴッドセレクション

牡3 JRA 今野貞一厩舎 通算6戦3勝

父:ノヴェリスト
母:アルティメイトラブ
母の父:シンボリクリスエス

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1勝クラスを8馬身差で逃げ切って臨んだ伏竜ステークスは、6番人気ながら4コーナーで先頭に立つと、そのまま後続を寄せ付けずの完勝。中央ではデビュー以来一貫してダート1800mを使われ5戦3勝。断然人気に支持された兵庫チャンピオンシップは、2番手から3コーナー過ぎで先頭に立って完全な勝ちパターンかに思えた。ところが一旦位置取りを下げたリプレーザにゴール前で交わされ半馬身差で2着。「最初の3~4コーナーで馬が少しムキになったのが誤算だった」と中井裕二騎手。力負けではないだけに、大井の広いコースで巻き返しなるか。

過去3走の競走成績

ロードシュトローム

牡3 JRA 清水久詞厩舎 通算9戦2勝

父:マクフィ
母:オーシュペール
母の父:ダイワメジャー

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芝の新馬戦を大敗したあと出走した中京ダート1800mの未勝利戦では16頭立て大外枠から逃げ切り、良馬場ながら2歳のコースレコードで勝利。2勝目はデビューから5戦目となった3歳初戦の小倉ダート1700m戦で、ここも逃げ切りで5馬身差の圧勝。逃げ馬の宿命でときに大敗もあり、ヒヤシンスステークスは8着、伏竜ステークスは11着だったものの、平均ラップで逃げた鳳雛ステークスでは、勝ったウェルドーンには離されたものの3着に粘った。厳しいペースを刻むことで鍛えられている可能性はあり、単騎マイペースの逃げなら侮れない。

過去3走の競走成績

  • 2021/05/23 中京 左1800m鳳雛S

    3

  • 2021/05/08 東京 芝左2000mプリンシパルS

    13

  • 2021/03/27 中山 右1800m伏竜S

    11

ブライトフラッグ

牡3 大井 藤田輝信厩舎 通算9戦3勝

父:ヴィクトワールピサ
母:ブライトアバンダンス
母の父:Quiet American

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門別でデビューし、2戦目の未勝利戦、3戦目のJRA認定アタックチャレンジをともに逃げ切った。ブリーダーズゴールドジュニアカップでも内枠を利して逃げの手に出ると、ゴール前は4着までコンマ2秒差という接戦を逃げ切って3連勝とした。JBC2歳優駿では3番手から直線単独先頭の見せ場をつくっての4着も、ハナを争った2頭が着外に沈む厳しいペースでむしろよく粘った。大井移籍後、勝ち星こそないものの、東京ダービーでは4コーナー9番手から追い込んで3/4馬身+クビ差の3着まで迫った。逃げから一転、直線末脚勝負の脚質転換で上位を狙う。

ジョエル

牡3 船橋 張田京厩舎 通算9戦3勝

父:トーセンブライト
母:トーセンレインボー
母の父:ダイワメジャー

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船橋デビューで2歳5月の新馬戦を制したものの、その後は強敵相手に勝ちきれないレースが続いた。2勝目は3歳初戦のクラウンカップトライアル・椿賞。3コーナーから一気にまくって直線抜け出した。クラウンカップでは4コーナー6番手から追い込み、逃げ粘るジョーロノ、ゴール前で先頭に立ちかけたギガキングを並ぶ間もなく差し切った。東京ダービーでは直線を向いて単独3番手から前との差を詰めたものの、ブライトフラッグに交わされて4着。それでも勝ち馬とはコンマ3秒差。直線確実に伸びるだけに、大井2000mは能力を発揮できる舞台だ。

ギガキング

牡3 船橋 稲益貴弘厩舎 通算12戦4勝

父:キングヘイロー
母:ウルフコール
母の父:バブルガムフェロー

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門別デビューでJRA認定スーパーフレッシュチャレンジを4馬身差で快勝。サンライズカップ2着、JBC2歳優駿6着のあと、盛岡に遠征した南部駒賞では同厩舎のシンタロウとワンツーで重賞初制覇を果たした。全日本2歳優駿(13着)のあと船橋に移籍。年明け3戦目となったクラウンカップは1番人気で2着だったが、東京湾カップでは先行集団のうしろから4コーナー手前で前をとらえると、直線突き放して5馬身差の圧勝。3歳になっての充実ぶりを見せた。東京ダービーでは積極的に2番手を追走したものの6着。距離を経験してのパワーアップに期待。

(斎藤 修)

注記

当ページの情報は、NARが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。